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大切な服を虫食いから守るために心がけておきたいこと

JIJICO / 2017年11月29日 11時50分

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大切な服を虫食いから守るために心がけておきたいこと

冬服は虫食いに注意!

11月29日は「いい服の日」です。お気に入りの服は長く使いたいものですね。しかし、冬に好まれるウールやシルクなどは、虫にとって大好物なのです。虫食いから守る方法について見ていきましょう。

まず、衣類を食べる虫には、ヒメカツオブシ虫、ヒメマルカツオブシ虫、イガ、コイガなどがいます。(出典 ウルトラがいちゅう大百科)

そして、虫食い被害を受けるのは、ウールやシルクなどの動物由来のものが中心です。綿は植物由来ですが、食事の時に散った油などが残っていれば食べられます。そして、化学繊維であるポリエステル等は美味しくないので食べないということです。

虫食いから服を守りたい!対策は?

やはり市販の防虫剤が有効でしょう。虫は温かい環境を好みますので、春から夏にかけて被害に遭いやすいのですが、冬場も室温を温かく保っていることが増えていますから、防虫剤は一年中使うことが望ましいと考えられます。

また、衣替えの時に服のお手入れを欠かしてしまうと、しまっている間に虫食い被害に遭う可能性があります。衣替えの収納時の注意点を挙げます。

・必ずクリーニング等で衣類の汚れを落としてから収納する。
・できるだけ隙間の空かない収納ケースを使用する。
・収納スペースは気化した防虫剤が浸透しやすいように詰めすぎない。
・防虫剤は収納スペースの一番上にのせる。(衣類と衣類の間などに入れない)

虫食い被害は「穴」だけじゃない!

洋服リフォーム店にお持込みいただく虫食い洋服で、特に多いのはセーターとジャケットです。お持込みいただいお客様から、虫食いの場所をお示しいただくことが多いのですが、実は、虫が生地を食べる場合、穴が開いている個所を集中的に食べるのではなく、広い範囲で食い散らかしています。

つまり、穴が開いている個所がどうしても目立つので目につくのですが、周囲の生地も浅かったり深かったりしますが食い散らかしています。そのため、空いている穴の部分だけを閉じても、生地が薄くなってしまっている個所は弱く、またそこが穴になることがあります。

また、よく見ると、見えにくい場所に穴が散見される場合が多くあります。ジャケットなどの場合は、袖付の部分、脇下あたりに散見されます。こうなってきますと、一つ一つの穴を塞いでゆく事で、リフォーム代金も高額となってしまいます。

お持込みになる前には、電灯等に生地を透かして見て、穴の開いている個所、また生地が薄くなっている個所をシッカリ確認して、あまりに多いようならリフォームは諦められた方が良いかと思います。

そんなことにならないためにも、これからの時期に活躍する特にウール、カシミアなどは丁寧に着るように気をつけ、春の衣替えの頃にはしっかりとお手入れをしてから収納するようにしましょう。

(藤原 克実/リフォーマー)

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