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「ファラオ認定」は嘘だけど、古代エジプト風にガチ醸造 いわて蔵ビールがエイプリルフールにかける熱量がエグすぎる

Jタウンネット / 2024年4月3日 21時0分

「ファラオ認定」は嘘だけど、古代エジプト風にガチ醸造 いわて蔵ビールがエイプリルフールにかける熱量がエグすぎる

2024年4月1日、岩手県一関市の老舗酒蔵・世嬉の一酒造のビールブランド「いわて蔵ビール」は、改名を発表した。

なんでも「エジプト蔵ビール」になり、ファラオ認定「はじまりのビール」を販売するのだという。

プレスリリースには、不思議な決断に至るまでの経緯が記載されていた。

美味しいビールを研究するいわて蔵ビールスタッフ(世嬉の一酒造のプレスリリースより、以下同)

いわて蔵ビールは、ビールの世界的コンペティション「ワールドビアアワード」で高く評価される商品を複数手掛けてきたブランド。

しかしスタッフたちはそんな現状に満足せず「どうしたらもっとおいしいビールが作れるのか」と、向上心をもって日々悩んでいるという。

ファラオに認定されるビール造りの始まりは、そんなディスカッション中のことだった。

「基本が大切だよね~」「基本ってなんだろう!」「そもそもビールとは...」――そんな話をしていたら、ある行為に至ったのだという。

酒の神にお祈りしてみた結果

その行為とは、「酒の神様」にお祈りすること。

いわて蔵ビールを手掛ける世嬉の一酒造は、100年以上日本酒を作ってきた。日本酒造りをする人たちは、お酒の神様をまつる京都の松尾大社にお参りするなど、信仰も大切にしているという。

そこでビール造りにおいても、同様の精神が大切なのではないか、と考えた。

だから、神話に出てくる「酒の神」バッカスにお祈りすると......。

神にお祈りするいわて蔵ビールスタッフ

バッカス神は「願いを叶えよう」と言ってくれたそうだ。そしてスタッフたちは光に吸い込まれ......。

タイムスリップするいわて蔵ビールスタッフ

なぜかタイムスリップすることに。たどり着いたのは、砂漠だったという。

1つだけ「ホント」が混ざっています

砂漠を放浪するいわて蔵ビールスタッフ

ピラミッドがあるということは、ここはエジプト。しかも、古代エジプトだ。

砂漠を放浪したあと、ファラオのいる宮殿に辿りついたいわて蔵ビールのスタッフたちは、ビールの作り方を教えてほしいと頼んだそうな......。

ファラオにお願いするいわて蔵ビールスタッフ

ファラオもこれを快諾してくれたようで、いわて蔵ビールのスタッフたちは古代エジプトでビール修行を積むことに。

修行するいわて蔵ビールスタッフ

そして、できた。おいしいビールができたのだ。

ファラオもこれには大満足。お墨付きを与えてくれた。

免許皆伝!

それが、ファラオ認定「はじまりのビール」ってわけ。

――っていうのはまあ、皆さんお察しの通り、エイプリルフールの嘘なのだが。

ただ1つだけ、真実が紛れ込んでいる。それは......。

本当につくっちゃった

ビールが本当に生まれているということ!

何でも同社では、「クラフトビールで少しでも明るい世の中になれば」という思いのもと、2020年からエイプリルフール企画でちょっと変わったビールを真面目に作っているんだとか。

今回はエジプト初期のビールを参考に、原材料には小麦やオーツ麦、さらに香辛料(コリアンダー、クミン、シナモン、フェンネル)を大量に入れ、当時なかったホップは少量だけ使用。アルコール度数が7%と通常よりも高めなのも、文献を参照して設定したものだという。

謝罪するスタッフ

エイプリルフールのために本当にビールを作ってしまうなんて......。熱量がすごい。

ファラオが認めるかどうかは分からないが、このビールは【エジプト蔵ビール「はじまりのエジプト」】として販売される。

価格は1本330ミリで660円(税込)、限定 1000本販売される。気になる人は公式サイト(https://sekinoichi.co.jp/)へ。

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