行方不明になった取材協力者の部屋を訪ねて...西成マザーテレサ不審死事件【続報2】

TABLO / 2013年10月18日 20時0分

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 矢島さんの部屋を掃除したと証言した取材協力者の「西成住民」が行方不明になったことは前回書いた通りだが、筆者はその事実を確かめるべく、再度西成に向かった。

 西成には言葉では説明できない多くネットワークが存在する。それはこの地独特のものであり、下手すればネットより早くその情報は伝わる。筆者はそのなかの「監視ネットワーク」から避けるようにして、仲介者と管理人の承諾を得てその部屋に入った。

 つい今までそこで生活をしていたかのような室内だった。洗濯物は干したままであり、灰皿にタバコは捨てたまま。常用薬と思われる色々な種類の薬が置いてあった。それはまるで近所のコンビニに出掛けているのかと思えるような状態だった。

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部屋の主が残した常用薬。長期の仕事に行くのであれば持っていくはずだが......。

 

http://n-knuckles.com/case/img/CRIM0010.JPG

まだタバコの吸い殻が残っている。すぐに部屋に戻るつもりだったのだろう。

 

 この部屋の主はもう十年近くここに住んでいた。それが突然、姿を消してかなり経つ。複数の男に部屋から強引に連れ出され、その後の消息はわからないのだ。

 そのことを考えると、足が震えずにはいられなかった。

 今回の取材では新しい情報を数多く聞いた。旧知の府警関係者は「すぐに西成から離れろ。つけられてないか。あそこは後ろから平気で刺される街だぞ」と忠告した。

 この西成のマザーテレサこと矢島祥子さん殺害事件は謎が数多い。しかし、やっと入り口にたどり着いた。

 これから問題の闇の部分に到達するかもしれない。関係者と相談しながら、慎重に前進できればと考えている。

Written Photo by 西郷正興

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