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韓国大統領官邸周辺、弾劾賛成 vs 反対で支持者対立…「再」逮捕状発付後、初の週末

KOREA WAVE / 2025年1月11日 19時48分

11日午後、ソウル龍山区漢南洞の大統領官邸近くで開かれた弾劾反対集会(c)news1

【KOREA WAVE】韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領に対する警察の2回目の逮捕状が発付されて初めての週末となっの11日、大統領官邸付近では弾劾を巡る賛否両論の集会が同時に開催された。

ユン大統領官邸の近くであるソウル市龍山区漢南洞のルター教会前の道路では、新自由連帯など保守団体が主催する「大統領弾劾棄却を求める集会」に市民らが集まった。同日午後3時37分時点で、漢南大路の片側4車線を占拠しながら「国のために街頭に出た」と述べ、ユン大統領を守るべきだと声を高めた。

京畿道軍浦市から来た30代男性は「ユン大統領が今どれほど孤独で寂しいだろうか。高位公職者犯罪捜査処(公捜処)から共に民主党、そしてメディアまでがすべて掌握され、自由大韓民国を崩壊させようとしている」と主張した。

集会に参加した与党・国民の力のユン・サンヒョン議員は、現状を「自由民主主義体制最大の危機」と規定したうえ「大統領(逮捕)令状を、内乱罪捜査権を持たない公捜処が請求するというのは話にならない」と批判した。

一方、ルター教会から約150メートル離れた大統領官邸隣のビル前では「ユン・ソンニョル逮捕集中集会」も開かれた。大統領支持と規弾の集会が徒歩3分しか離れていない距離だったため、双方が口論になるなど、衝突が生じる場面も見られた。

8日、ソウル龍山区漢南洞の大統領官邸近くで、ろうそく行動などを展開する進歩団体のメンバー(c)news1

同じ時間帯、光化門近くでもユン大統領の2回目の逮捕状執行を巡り、賛成派と反対派に分かれて集会が開かれていた。

この日午後2時、憲法裁判所近くの地下鉄3号線安国駅1番出口前では、ろうそく行動が主催する「ユン・ソンニョル罷免、国民の力解散全国集中ろうそく文化祭」が開催された。

参加者たちはユン大統領の逮捕が近いとの話が出ると歓声を上げ、「即刻逮捕せよ」「憲法裁判所は即刻罷免せよ」などと大声でスローガンを叫んだ。

憲法裁判所前の集会に参加した共に民主党のキム・ジュンヒョク議員は、10日にパク・ジョンジュン前大統領警護処長が警察に出頭した件を引き合いに出し、大統領官邸が「四面楚歌」の状況に置かれていると説明した。

キム・ジュンヒョク氏は「彼らはすでに崩壊寸前だ。来週初めには公捜処が官邸に入り、大統領を逮捕するだろう」と主張した。

一方、同日午後1時から「大韓民国を正す国民運動本部」がソウル市中区の東和免税店前で「大統領弾劾反対国民大会」を開催した。

チョン・グァンフン牧師はユン大統領が宣言した「12.3非常戒厳」は正当な権限行使だったとし、国会で弾劾訴追案が可決され、職務停止中の大統領を直ちに復帰させるべきだと主張した。

都市部で集会の人波が押し寄せたことで、漢南大路など主要道路では交通渋滞が発生した。

ソウル市交通情報センターによると、同日午後4時現在、ソウル全体の車両平均速度は時速20.2km、市中心部では時速12.8kmと、徐行状態になっている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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