王者「アルファード」にどう戦う? 日産新型「エルグランド」 ウリはスポーティさ!? 両車の特徴は

くるまのニュース / 2020年10月15日 11時10分

日産は、2020年10月12日に高級ミニバン「エルグランド」をマイナーチェンジして発売しました。近年の高級ミニバン市場をけん引するトヨタ「アルファード」と、新型エルグランドには、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。

■新型エルグランドとアルファード、ボディの大きな違いは全高

 日産は、2020年10月12日に高級ミニバン「エルグランド」をマイナーチェンジして発売しました。

 1997年に初代モデルが発売されたエルグランドは、元祖高級ミニバンとして知られる一方、近年の高級ミニバン市場をけん引するモデルとしてトヨタ「アルファード」が存在します。

 2台はいったいどのような違いがあるのか、比較していきます。

 現行型エルグランドは2010年に発売されました。2014年にマイナーチェンジを受けており、今回のマイナーチェンジは2度目となります。

 いずれのマイナーチェンジでも、ハイウェイスター系のグレードで顔つきが大きく変更されました。

 一方、現行型アルファードは、兄弟車の「ヴェルファイア」とともに2015年に登場。2017年に一度マイナーチェンジを受けたほか、直近では2020年1月に一部改良を受け、スマホ連携機能が全車標準装備とされました。

 それでは、新型エルグランドとアルファードそれぞれの特徴を、まずボディサイズ・外観から比較していきます。

 新型エルグランドのボディサイズは全長4965-4975mm×全幅1850mm×全高1815mmで、一方アルファードのボディサイズは全長4945-4950mm×全幅1850mm×全高1935mm-1950mm。

 全長は大差なく、全幅はまったく同じサイズとなる両車ですが、新型エルグランドの方が全高が低いことから、ワイド&ローな雰囲気が演出されています。低く構えられたスタイリングは非常にスポーティです。

 しかし、高級ミニバンに求められることの多いデザインの迫力感という観点では、アルファードの方が有利といえるでしょう。

 外観デザインをみると、両車ともに大型フロントグリルを採用し、迫力あるフロントフェイスといえますが、新型エルグランドは日産の共通デザイン「Vモーショングリル」を採用。日産ミニバンのフラッグシップモデルであることをアピール。

 一方、アルファードはフロントグリルに車種独自のエンブレムを採用したほか、縦横に走るメッキパーツが高級感を演出。特別仕様車の「S“TYPE GOLD”」では、専用のゴールドエンブレム(通常はシルバー)が装着されるなど、より特別な外装パーツが採用されています。

■750万円オーバーの高級エルグランド 特徴は?

 両車の内装を比較すると、新型エルグランドはオーディオレス+6スピーカー仕様が全車標準で、ディーラーオプションとして10インチの日産オリジナルナビゲーションシステムなどが用意されている一方、アルファードは上位グレードのエグゼクティブラウンジ系のグレードは10.5インチのナビゲーションシステムが装着され、それ以外のグレードは9インチのディスプレイオーディオが標準となるのが特徴です。

 ディスプレイオーディオにはスマートデバイスリンク(SDL)やApple CarPlay、Android Autoといったスマホ連携機能が搭載されており、スマートフォンのナビアプリをカーナビ代わりに利用することが可能です。

 ちなみに、アルファードにはディーラーオプションとしてナビゲーションシステムは設定されておらず、ディスプレイオーディオにナビ機能を付与するナビキットが用意されています。

日産新型「エルグランド」日産新型「エルグランド」

 両車に搭載されるパワートレインを比較すると、新型エルグランドは2.5リッター直列4気筒エンジンと3.5リッターV型6気筒エンジンが搭載されます。

 一方アルファードは、エルグランドと同じく2.5リッター直列4気筒エンジン、3.5リッターV型6気筒エンジンに加え、2.5リッター直列4気筒エンジン+モーターのハイブリッド仕様が用意されるのが違いです。

 それぞれのガソリン仕様のWLTCモード燃費を見ると、新型エルグランドは8.4km/Lから10km/L、アルファードは9.6km/Lから11.4km/Lと、アルファードのガソリン仕様の方が若干良い程度ですが、アルファードのハイブリッド仕様は全車4WD(E-Four)であるにも関わらず14.8km/Lと、優れた燃費数値を記録します。

 最後に、両車の安全装備を見ていきます。

 近年注目される衝突被害軽減ブレーキを比較すると、どちらもカメラとレーダーを併用して周囲の状況を検知することは共通するものの、検知対象について新型エルグランドはクルマと人だけであるのに対し、アルファードはクルマや人に加えて自転車の検知にも対応します。

※ ※ ※

 新型エルグランドの車両価格(消費税込、以下同様)は、369万4900円から789万300円で、アルファードの車両価格は352万円から775万2000円という設定です。

 新型エルグランドの特別仕様車「VIP」には、現在アルファードには設定のない2列4人乗り仕様の「後席パワーシートパッケージ」が用意されています。

 運転席・助手席より後ろを2人で占めるという座席配置で、新型エルグランドの高級感を最大限に演出。3列仕様のミニバンとは段違いに贅沢な、空間の使い方といえるでしょう。

 新型エルグランド VIP 2列仕様車 後席パワーシートパッケージの車両価格は、2WD仕様が759万3300円、4WD仕様が789万300円です。

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