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事故現場では謝ったら負け 北米レクサスの事故アプリでは「誰も非を認めないで!」とアドバイス

くるまのニュース / 2021年10月18日 8時10分

アメリカでの人気が非常に高いレクサスは、先進性に関しては力を入れており、スマートフォンアプリで車両操作の一部をおこなえる「レクサス・アプリ」を用意しています。そこで、今回注目したのは、アメリカ仕様のアプリに追加された機能。事故の際に強い味方になってくれるであろうコリジョンアシスタンスとは、どのような機能なのでしょうか。

■アメリカらしい一面が意外なところに

 レクサスがアメリカのオーナー向けに、レクサス・アプリ内で事故対応する「コリジョンアシスタンス」というメニューをリースした。これはアメリカのCCCインテリジェント・ソリューションズ社と共同開発したもので、レクサスだけでなくトヨタ・アプリ内でも同様のメニューが追加されている。

 そもそもアメリカにおけるレクサス・アプリ(2018年モデル以降が対象)は、いわゆるデジタルキーの役割を担い、スマホ経由で車両の鍵を開閉させたり、エンジンをスタートさせたり、停車位置を地図上に表示するという優れものである。

 そのほか車両のメンテナンス状況や残存燃料の確認、最寄りのディーラーの検索やディーラー入庫の予約などと、バーチャル・コンシェルジュのような機能を持つ。そんなアプリに、新しく不慮の事故に遭遇した時にガイドしてくれるメニューが追加されたのだ。

 日本でもアメリカでもレクサスには「ヘルプネット」(アメリカでの名称は「レクサス・エンフォーム・セーフティ・コネクト」)という機能が搭載されており、エアバッグが作動したり、SOSボタンを操作したりすると専任オペレーターにつながり、救急・消防・警察への連絡をリモートでおこなってくれる。

●謝ったら負け! 米国での事故現場での対応は?

 加害者だろうと被害者だろうと、どんな人でも事故の際には気が動転してしまうものだ。そんな状況下を円滑にフォローしてくれるのが、コリジョンアシスタンスというわけだ。このアプリのガイダンスに従って事故処理をすれば、保険申請からクルマの修理までスムーズにおこなえるようになっている。

 アプリのダウンロードにはIP制限がかかってしまうので、日本では試すことができないため、プレスリリースからの抜粋になるが、以下のような手順が記されていた。

1/安全な場所に移動
2/警察に連絡

と、至極真っ当なガイダンスに始まり、

3/事故現場や修理が必要な個所の写真撮影
4/事故の状況説明メモ
5/保険会社への連絡
6/修理工場の検索

などを促すようになっている。

 筆者が驚いたのは、ガイダンス内で「誰も非を認めないで」という指示が明記されていることだ。

 さすがは訴訟大国アメリカ。恐らく事故において「I am sorry」も禁句なのだろう。日本であれば、加害者が事故現場で謝らなかったという理由で、示談交渉に影響が出ることもあるのだが。

 アメリカを旅行中に万が一、事故に遭ってしまったら「非を認めない」ということをしっかり肝に銘じておきたい。

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