トヨタ新型「プリウス 爆速仕様」日常生活の大部分は“電気のみ”でイケる!? 「新型PHEV」の充電事情とは
くるまのニュース / 2023年3月12日 17時10分
2023年3月1日に発表されたトヨタ新型「プリウス PHEV」ですが、充電事情は具体的にどうなっているのでしょうか。
■日常使いはEVでOK? 新型「プリウス PHEV」気になる充電事情は
2023年3月1日に発表されたトヨタ新型「プリウス」のプラグインハイブリッド(以下、PHEV)仕様、新型「プリウス PHEV」は、バッテリーに充電した電力だけで日常のドライブのほぼすべての走行が可能だといいます。
では充電事情は具体的にどうなっているのでしょうか。
2022年11月に世界初公開された新型プリウスは「Hybrid Reborn」をコンセプトに、従来の強みである高い環境性能に加え、「一目惚れするデザイン」と「虜にさせる走り」を兼ね備えたエモーショナルなクルマを目指して開発されました。
プリウスのPHEVモデルというと、実は先々代モデルから展開されており、2011年に3代目プリウスの別モデルとして登場しています。
内外装もベースのプリウスとは異なるものを採用するなど、プリウスの別枠としてラインナップされていたプリウス PHEV(先代までは「プリウス PHV」)ですが、今回5代目の新型プリウスではひとつのグレードとして設定されていることが特徴です。
そんな新型プリウス PHEVには、2リッターの高効率ダイナミックフォースエンジンと高出力の駆動用リチウムイオンバッテリーを組み合わせたシステムをトヨタで初採用。
EV(電気自動車)走行距離は50%以上向上しているといい、17インチタイヤ装着車で従来型比75%向上の105km、19インチタイヤ装着車で87kmとなっています。
これについてトヨタは、「通勤やお買い物など日常のドライブのほぼすべてをEVで走行可能」と説明しています。
一方で、長距離のドライブではバッテリー電力に加えてエンジンを併用し、ハイブリッド車(HEV)として走行することで、安心してより遠くまで行ける航続可能距離を確保しているといいます。
では、普段利用を電気走行のみでまかなうのは果たして本当に可能なのでしょうか。実際の利用者について聞いてみたところ、トヨタ販売店の営業スタッフは以下のように話します。
「実際にお客さまのなかには近所の買い物だとEVだけで利用しているという人もいます。
自宅充電器がある人は家に戻ってきたら充電していますが、自宅にないという場合も、販売店や周辺の充電設備で充電しているという人もいます」
新型プリウス PHEVにはクルマとコンセントをつなぐだけの「充電ケーブル(AC200V/7.5m)」「充電ポート(車両側充電装備)」を展開、このほか持ち家や商業施設の専用施設では、約4時間30分で満充電できる「普通充電(200V/16A)」も可能です。
またクルマの機能として、EVとHV(ハイブリッド)モードを切り替えられるスイッチや、EV走行をメインにしながらパワーが必要な時に自動制御でエンジン始動が可能な「AUTO EV/HVモードスイッチ」なども搭載。
さらに、メーカーオプションでは、ルーフ部分にソーラーパネルを搭載し駐車中に太陽光をEV走行用エネルギーに変えるシステムも採用。走行相当分充電量は1年間で1250kmだといいます。
なお、ソーラーシステムについて前出のスタッフは以下のように話します。
「ソーラーパネル付きモデルについては店舗ごとに割当てが決まっており、抽選というカタチを取らせていただいています」
※ ※ ※
トヨタでは販売店及び提携の充電設備を合わせて全国で約1万2500基ほどの普通充電器の利用が可能だといいます。
最近では、各自動車メーカーからさまざまなEVも登場し、徐々に充電設備が増えつつあります。気になる人は自宅周辺の充電設備の環境を見つつも合わせて検討してみても良いかもしれません。
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