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丸目4灯「新型スポーツカー」実車展示が話題! 6速MT+超レトロに熱視線!? 「謎のM55」反応は?

くるまのニュース / 2023年12月3日 14時50分

光岡自動車が実車を展示している「M55コンセプト」について、来場者から多くのコメントが寄せられているといいます。

■熱いコメントが多数あり 年齢層は「20代から70代以上」

 光岡自動車(以下ミツオカ)は2023年11月16日、新型「M55(エムダブルファイブ)コンセプト」を発表しました。24日からは麻布ショールーム(東京都港区)で初の実車展示が行われています。
 
 来場者からはどのような反響があったのでしょうか。

 M55コンセプトは、2023年にミツオカが創業55周年を迎えたことを記念して作られました。

 1981年からはハンドメイドでカスタムを施したクルマの製作を開始し、以降はオリジナリティあふれるクラシックなルックスのクルマを多く展開。

 今回登場したM55は、そんなミツオカの情熱と光岡車の魅力を感じさせ、自由闊達(かったつ)な楽しさの象徴になるクルマだといいます。

 ベースはホンダ「シビック」(6速MT車)で、ミツオカ創業当時に生まれ、同じ世代を歩んできたユーザー向けをターゲットとして開発されました。

 デザインは1970年代の高度経済成長期にヒットした「GTカー」をオマージュ。

 アメリカ車を代表するマッスルカーであるダッジ「チャレンジャー」や日産「スカイライン(ケンメリ)」、トヨタ「セリカ」といったスポーツモデルを彷彿とさせるエクステリアですが、具体的に想定した車種はなく、その時代のトレンドを意識したといいます。

 フロントフェイスはボンネット先端が突出した逆スラントで、グリルやヘッドライトは一段奥まった部分に配置。

 グリル周囲および丸目4灯のヘッドライトにはメッキベゼルを装備しており、華やかな印象を与えます。

 サイドはホワイトレター入りタイヤにブラックホイールを組み合わせることで、マッスルカーのように感じさせます。

 リアはウインドウルーバーやブラックのダックテール型スポイラー、曲線的なテールランプを備えることで、当時の高性能モデルを思い起こさせます。

 インテリアはベース車であるシビックのものが活かされていますが、ブルーのシートにはハトメ加工が施されるなど、1970年代を代表するスポーツモデルの要素が取り入れられました。

 なお、ショールームでは公式サイト上から寄せられたコメントが数多く掲出され、「昭和生まれにはドストライクです」「人生最後のクルマにしたい」「一目惚れです」「光岡自動車の設計開発製造に携わった多くの方々に感謝したいです」といった熱のこもったメッセージが寄せられています。

 ミツオカ担当者によると、実車展示初日からショールームの来場客が増えており、来場者からもさまざまな声が寄せられているといいます。

「実際に見に来た方は、やはりミツオカと同年代の方も多く、『自分の思いと一致している』『あのころのワクワクがよみがえってきた』というコメントを頂いています。

 また若い方も多く見られ、旧車に対して関心の高さがうかがえます」

 特にミツオカ創業時に生まれた世代を対象としたコンセプトモデルですが、いわゆるスーパーカー世代を親に持つ20代も、免許を取得したことや親の影響、レトロ・昭和文化流行などを受けて古いクルマに興味を持っているようです。

「市販してほしいというコメントも多く、こちらとしてもむしろ市販化したいと考えています。

 しかし、ミツオカとしてはベース車が主要パーツで、新車の供給が十分でなければ提供ができません。その点がクリアできれば可能性はあります」(ミツオカ担当者)

※ ※ ※

 ミツオカ麻布ショールームでは、2023年12月16日まで展示されており、2024年1月12日から28日には富山ショールーム(富山市)での展示を予定しています。

 なお、12月1日現在も公式サイト上で応援メッセージを募集しています。

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