まるで“アスリート”なトヨタ新型「クラウン スポーツ」! 「PHEVモデル」はハイブリッドと何が違う? めちゃ楽しい「ハイパフォーマンスモデル」は意外とお買得か
くるまのニュース / 2024年2月20日 13時10分
2022年7月15日に登場した16代目となる新型「クラウン シリーズ」ですが、中でも最もスポーティーな個性が与えられたのが新型「クラウン スポーツ」。2023年12月19日には、“ハイパフォーマンスモデル”となる「PHEV」も登場しましたが、HEVモデルと比較してどのような点が異なるのでしょうか。
■トヨタ新型「クラウンスポーツPHEV」はHEVモデルと何が違う?
2022年7月15日に初披露された16代目となる新型「クラウン シリーズ」。なかでも最もスポーティーな個性が与えられたのが新型「クラウン スポーツ」です。
2023年12月19日には、「楽しい走り」をさらに昇華させたという“ハイパフォーマンスモデル”「新型クラウンスポーツPHEV」も登場しました。どのような走りを見せるモデルに仕上がっているのでしょうか。
クラウンは1955年に登場。その後、67年にわたる年月を経て進化を遂げ、2022年7月15日に16代目となる“クラウンシリーズ”が登場しました。
新型クラウンシリーズは、2022年9月に先駆けて発売された「クロスオーバー」のほか「スポーツ」「セダン」「エステート」の4モデルへと展開され、従来とは大きく異なる全く新しいスタイルへと変化。クロスオーバーに加え、現在までに「スポーツ」「セダン」も販売がスタートしており、残すところ発売を控えるのは「エステート」のみとなっています(エステートの発売は2024年央以降)。
なかでもクラウン スポーツは、俊敏でスポーティーな走りが楽しめる新しい形のスポーツSUVです。
ボディサイズは全長4720mm×全幅1880mm×全高1565mm。SUVとしては低く構えた全高により創出されたスポーティーな外観が特徴的です。
インテリアは、「アイランドアーキテクチャー」を活かし、個性も主張できるよう、運転席と助手席をアシンメトリーにコーディネーション。運転席側は、ドライブへの集中力を高めることを狙いにブラックに統一。助手席側には、心穏やかにくつろげる特別な素材と配色があしらわれています。
そんなクラウン スポーツは、2.5リッターシリーズパラレルハイブリッドシステム搭載モデルが、2023年10月6日に先行して投入され、さらなるハイパフォーマンスモデルとなる2.5リッタープラグインハイブリッドシステムを搭載するPHEVモデルが2023年12月19日に投入されています。
PHEVモデルは、システム最高出力225kW(306PS)に達しており、モーターを最大限活用することでシームレスかつ力強い加速を実現しているといいます。
実際に踏み込んでみると、高い静粛性を保ちながらも、滑らかでパワフルな加速を見せるPHEVモデル。また、加速だけでなくコーナリング中にも卓越した走行安定性を誇ります。
これは、E-Four(電気式4WDシステム)によって余すことなく高出力のパワーが四輪に分配されているためで、降雪時や雨天時の走行においても威力を発揮するといいます。
また、PHEVモデルは、SPORT Zグレードをベースにフロアトンネル部へのブレース追加など、ボディの最適な剛性バランスがさらに追求されるほか、前後ショックアブソーバーの摩擦特性と減衰力特性を最適化しています。
さらに、路面状況や運転操作に応じ、ショックアブソーバーの減衰力を4輪独立で制御するAVSを採用することで、しなやかな動きと接地感のあるフラットな乗り味を実現しています。
ブレーキも、通常モデルには設定されない、前輪20インチベンチレーテッドディスクブレーキ×専用20インチ対向6ピストンアルミキャリパー(前輪)を採用。パワーに合わせてしっかり制動力を向上させています。
また、このブレーキには、フロント・リヤともに、キャリパーに赤色塗装が施されている点も魅力の一つ。21インチ大径広幅タイヤとマットブラック塗装を施した専用アルミホイールと組み合わされることで、よりスポーティな印象が高められており、所有欲を満たしてくれます。
インテリアには、華やかなセンシュアルレッドを専用で用意。運転席と助手席で左右非対称に配色することで、運転席では運転への高揚感をより高め、助手席ではその華やかさを存分に味わえるようになっています。
このセンシュアルレッドには、新開発の光輝材が使われており、強い陰影と鮮やかな発色を両立しています。写真ではわかりづらい特殊な発色で、伝わりづらいかもしれませんが、新鮮な感覚を覚えるもので、実際に検討される方は一度実物を見てみたほうが良いでしょう。
※ ※ ※
そんなスポーティな魅力あふれる新型クラウンスポーツPHEVですが、その開発は「スポーツ=ハードではなく、楽しいか、楽しくないか?」という点を重視して作られたといいます。
スマートでカッコイイ、実用的でスムースな「HEVモデル」に対し、アクティブでカッコイイ、WOWな加速を実現するなどした「PHEVモデル」。このPHEVモデルは、走りへの意欲を高める内外装を採用し、しなやかな動きを実現したまさに”アスリート系”クラウンとよぶにふさわしいモデルでしょう。
価格は765万円と、HEVモデルの590万円に対し、175万円も高額な設定となっていますが、PHEVであるため、国からの補助金が55万円、東京都に住所がある場合はさらに35万円〜の補助金を受け取る事が可能です。
クラウンスポーツの購入を検討しているのであれば、場合によっては案外大きな差とはならないこともあり、一つの選択肢として検討してみても良いかもしれません。
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