ホンダ「新型ミニバン」初公開! 斬新「対面シート」&窓なしテール採用! “超開放空間”実現の「スペースハブ」市販化は?
くるまのニュース / 2024年3月7日 18時40分
2024年3月5日から3月10日までHondaウエルカムプラザ青山にて、ホンダ新型「スペースハブ」が実車展示されています。今回の実車展示は国内初一般公開となるようですがどのようなモデルなのでしょうか。
■ホンダ新型「スペースハブ」日本初公開
2024年1月に開催されたCES2024にてホンダが公開した新たなグローバルEV「0(ゼロ)シリーズ」の新型「スペースハブ」が、Hondaウエルカムプラザ青山にて、2024年3月5日から3月10日まで実車展示されています。
今回の実車展示は国内初一般公開となるようです。
ホンダの「Honda 0シリーズ」は、2026年よりグローバル市場への投入を開始する予定の新たなグローバルEVシリーズ。同EVシリーズの開発では、ホンダの理念である「M・M 思想(マン ・マキシマム/メカ・ミニマム思想)」と「操る喜び」、そして「自由な移動の喜び」をさらなる高みへと進化させることを目指しているといいます。
具体的には、長い航続距離を確保するためのバッテリー搭載量の増加や、それを搭載するための車体やプラットフォームの大型化などによる、“厚くて重い” EV という制約から解放するとしており、ホンダでは、この新たなEV開発アプローチを「Thin, Light and Wise」と決めています
「Thin:薄い」は、フロア高を抑えた薄いEV専用プラットフォームにより、低全高のスタイルなどデザインの可能性を拡張するとともに、高い空力性能を実現すること。
「Light:軽い」は、原点に立ち返って生み出した独自技術で、これまでのEVの定説を覆す軽快な走りと電費性能を実現すること。
「Wise:賢い」はこれまで培ってきた知見と知能化技術の進化により、クルマそのものが賢くなる、ホンダ独自のソフトウェアデファインドモビリティの実現を、それぞれ表します。
そんなゼロシリーズのひとつが、今回展示されている新型スペースハブ。後部ドアがスライド式の“3列ミニバン”で、後席は対面座席の広大な空間となっています。
このクルマのボディタイプについて、本田技術研究所 デザインセンター e-モビリティデザイン開発室プロダクトデザインスタジオでチーフデザイナー兼クリエイティブディレクターを務める清水陽祐氏は「新しいBEV時代のミニバンの原型」と表現しています。
ボディサイズは公開されていませんが、手元のスマートフォンによる計測では、全幅は1.8m以上、全長は5m以上ほど、全高は1.7m以上でした。
リア側はまるでパネルバンのように窓がなく、車内が閉塞的なイメージを持ちますが、実際は、車内後部の壁面に外の風景が投影されることで、むしろオープンカーのような開放的な空間を実現するといいます。
また、1列目と2列目の間には、着脱式可搬バッテリー「Hondaモバイルパワーパック」が搭載されており、これは車内の機能や、小型モビリティを搭載した際に、それらを動かすバッテリーとなるそうです。
ホンダは同車について、「ユーザーの『やりたい』に即座に応えるフレキシブルな空間 備える新型スペース ハブが、人と人、人と社会をつなぐハブとなり共鳴を生み出すという思いを込めた」と説明しています。
一方で本田技研工業 電動事業開発本部BEV開発センター BEV完成車統括部 BEV商品企画部で部長を務める中野弘二氏は、今回の展示について以下のようにコメントしています。
「一から開発をし直したHonda 0シリーズでは、新しい使い勝手や、新たな可能性の広がりがあることを見て感じていただきたいと考えています」
※ ※ ※
Honda 0シリーズの第1弾となるモデルについては、2026年より北米市場を皮切りに、 日本、アジア、欧州、アフリカ・中東、南米といった形で、グローバル各地域へ投入されていく予定だといいますが、その第1弾がどのようなモデルになるかは未定だといいます。
また新型スペースハブについては、あくまでもコンセプトモデルということで、現状では「市販の予定は無い」といいます。
今回、新型スペースハブと同時に国内初公開を迎えた新型「サルーン」については「ほぼこの姿で市販化する」と明かされており、いつの日かこの姿を公道で目撃できることでしょう。
しかし、「第1弾モデルは新型サルーンとは限らない」とも語られており、どのようなモデルがHonda 0シリーズの第一弾となるかは未だわかりません。今後の続報に注目です。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ホンダ「新型ミニバン」! 斬新「対面シート」&窓なしテールの「次期型オデッセイ」!? “超開放空間”実現の「スペースハブ」実現性は?
くるまのニュース / 2024年4月26日 10時10分
-
次期型「ステップワゴン」!? ホンダ「新型ミニバン」公開! “窓なし”「丸テール」が斬新すぎる! 新型「スペースハブ」にユーザーの反応は?
くるまのニュース / 2024年4月23日 6時40分
-
ホンダが新型「デカいSUV」実車公開! 斬新な“高級感デザイン”が超カッコイイ! オーバー700万円の新型「プロローグ」米国に登場
くるまのニュース / 2024年4月3日 8時10分
-
ホンダ「新型ミニバン」初公開! 斬新「対面シート」&窓なしテールがスゴイ! “0”の「スペースハブ」が指し示すものとは
くるまのニュース / 2024年4月1日 11時50分
-
【Honda 0 シリーズ】「薄くて軽いBEVを」ホンダのクルマづくりを再定義したゼロの意味
レスポンス / 2024年3月29日 11時30分
ランキング
-
1サントリーCM「ひろゆき」起用に見る"したたかさ" 成田悠輔はダメなのに、ひろゆきは大丈夫な理由
東洋経済オンライン / 2024年4月27日 12時40分
-
2洗濯機の「水栓」を開けっ放しにしてしまうと危ないのでしょうか? 【家電のプロが回答】
オールアバウト / 2024年4月27日 20時10分
-
3元横綱・曙の「54歳で死去」はまったく不思議ではない…「野球選手14%」に対し「幕内力士58%」という死亡率の高さ
プレジデントオンライン / 2024年4月27日 16時15分
-
4“100均”オススメ商品は? 男女200人の“リアルな声”
オトナンサー / 2024年4月27日 7時10分
-
5刑事役を拒否していた田村正和は、なぜ「古畑任三郎」だけは引き受けたのか…最終話で菅原文太に放った名台詞
プレジデントオンライン / 2024年4月27日 16時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください