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道路脇にある「謎の青いスラッシュ」何の意味? 実は重要な標識! 忘れちゃイケナイ内容とは

くるまのニュース / 2024年3月16日 10時10分

高速道路や有料道路の出口などに、自動車専用道路を示す標識とともに、「◯に/」(白い丸に青いスラッシュ)を組み合わせた標識を見かけることがあります。この標識にはどのような意味があるのでしょうか。

■あれ? なんだっけ? 大切な“青スラッシュ”の意味とは

 道路上にはさまざまな道路標識が設置されていますが、中にはあまり馴染みのない標識もみられます。

 では、「白地に青いスラッシュ(◯/)」の道路標識は一体どのような意味なのでしょうか。

 クルマを運転していると「一時停止」や「横断歩道」など、さまざまな道路標識を見かけます。

 道路標識は運転をする上で非常に重要な設備ですが、ドライバーの中には「標識の意味を完璧には理解していない」という人も少なくありません。

 道路標識には多くの種類があり、メインとなる「本標識」と、本標識の意味を補足する「補助標識」に分類されます。さらに本標識は「案内標識」、「警戒標識」、「規制標識」、「指示標識」の4種類に分けられます。

 案内標識は目的地までの方面や距離などを示す標識で、青地に白文字で方向が描かれたものが多く設置されています。

 次に警戒標識はドライバーに注意深い運転をうながすもので、「踏切あり」や「動物が飛び出すおそれあり」などの種類があります。

 また規制標識は禁止や規制、制限などを示す標識であり、「一時停止」や「駐車禁止」、「最高速度」といった標識が代表的です。

 指示標識についてはドライバーが通行する上で守るべき事項を示しており、「横断歩道」や「優先道路」、「安全地帯」などの標識がよく知られています。

 そして補助標識は、本標識の上部または下部に付随する形で設置されます。

 たとえば駐車禁止の標識の下に「日曜・休日を除く」「8-20」の補助標識が付いていれば、日曜日と休日を除いた午前8時から午後8時までの間、その道路は駐車が禁止されます。

 このように複数の標識がある中で、ドライバーが意味を忘れがちなのが「白地に青いスラッシュ(斜線)」の標識です。

 他の標識とセットで見かけますが、一体どのような意味があるのでしょうか。

 実はこの標識は、本標識が示す交通規制区間の「終わり」を意味する補助標識で、規制標識または指示標識とセットで設置されます。

 一例としては、狭い道など速度規制のある区間が挙げられます。

 その区間の入口には最高速度の標識と、速度規制が始まることを示す「始まり」の補助標識が設置される一方、出口には最高速度の標識と、その上部に「終わり」の標識が設置されます。

 仮にその区間が30km/h規制であれば、「始まり」の標識から「終わり」の標識までは、最高速度30km/hを守って通行しなければいけません。

 なお、規制区間の始まりを示す補助標識は「右向きの赤色矢印(→)」か、「ここから」と記載された標識の2種類です。

 そのほか、一方通行や転回禁止の区間が終了する場所にも、規制標識の上に「終わり」の補助標識が設置されます。

 また見通しのきかないカーブが連続する山道では、対向車と正面衝突しないようにクラクションを鳴らす「警笛区間」が設けられており、区間の入口には「警笛鳴らせ」の標識と「始まり」の補助標識が、出口には「警笛鳴らせ」と「終わり」の補助標識がそれぞれ設置されています。

 さらに「左向きの赤色矢印(←)」と、「ここまで」と書かれた補助標識についても、白地に青いスラッシュの標識と同様、規制区間の「終わり」をあらわします。

 特に赤色矢印の補助標識に関しては「始まり」と「終わり」を混同しやすいですが、標識を左側から見た場合に道路の奥に向かっていく方(右向き矢印)が「始まり」、奥から手前に向かってくる方(左向き矢印)が「終わり」と覚えると良いでしょう。

※ ※ ※

 本標識に補助標識が付いている場合、交通規制の時間帯や区間などの条件が変化します。

 運転中には本標識はもちろん、補助標識をきちんと確認して、通行方法を間違えないように注意しましょう。

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