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世界最小の日産「R34 GT-R SUV」か “ギュッ”となった「斬新な見た目」 謎の「GTR‐V」とは

くるまのニュース / 2024年3月19日 12時10分

正面から見ると「R34 GT-R」ですが、横から見ると面影が全くないクルマが存在します。いったいどのようなクルマなのでしょうか。

■ベース車がわからない! チョロQのような「R34 GT-R」 これは「R34GTR‐V」だ

 最後の「スカイラインGT-R」として中古車市場で高騰しているR34ですが、珍しいカスタム車が発見されました。
 
 どのような特徴があるのでしょうか。

 今回の個体はフロントフェイスこそブルーのR34ですが、横からのフォルムがスカイラインとは異なるハッチバックとなっています。

 さらにホイールベースも明らかに短く、ショートワゴンやSUVのような造形はベース車両も一目で違うものとわかるでしょう。

 実はベースになっている車両はホンダのSUV「CR-V」です。

 初代モデルにR34のフロントフェイスを移植した、「GTR‐V」と呼ぶにふさわしいモデルになっています。

 初代CR-Vは1995年に誕生し、当時はクロカン4WDが主流のなかステーションワゴンのように使える都市型SUVとして高い注目を集めていました。

 シビックベースのプラットフォームは全長4385mm×全幅1750mm×全高1675mmと扱いやすいサイズで、使い勝手もいいことから、ホンダ初のSUVは大成功を収めました。

 一方でR34は第2世代GT-Rの集大成ということもあって今もなお人気が高く、とくに海外で程度のいい個体は数千万円レベルで取引されるほどのクルマです。

 今も信奉される2.6リッター直列6気筒ツインターボRB26DETTエンジンは、最高出力は280psの自主規制に抑えられていますが、ライトチューンでも400psを有に超えるパフォーマンスです。

 このようにまったく違うカテゴリの人気車種をスワップしたGTR‐Vですが、この車両について取り扱いを行う「リアルスピードニア」の担当者は以下のように話します。

「元々、R34が好きでしたが、実際に購入するよりは作ってしまったほうがいいと思い、製作に至りました。

 実際にサーキット走行もできる仕様にするため、エンジンは昔のホンダ『インテグラ』に搭載されるVTECターボを使用しています」

 今回の個体はコンセプト自体は珍車扱いになりますが、エクステリアの精度やパワートレインも相当な気合が入っています。

 まず、制作年数は10年を要し、R34の顔をスワップした後に大型ブリスターフェンダーを装着、バンパーは下に10センチ、横に15センチ拡大しています。

 さらにパワートレインは、インテグラタイプRのB18C型VTECにターボを搭載し、450psまで拡大された最大出力はフルタイム4WDで路面に動力を伝えています。

 ほかにも足廻りはサーキット仕様に換装し、ブレーキキャリパーはエンドレス製を採用。

 タイヤは235/30R20のロープロファイルタイヤを採用することで、重心の高いSUVの欠点を補っています。 

 同時にインテリアもボディカラーのブルーで統一し、BRIDEのフルカーボンバケットシートやMOMO社製レザーステアリングだけでなく、ダッシュボードをアルカンターラで覆うなど刺激的な造りになっています。

 また、今回のカスタムをした点で最もこだわっているポイントはどこか、前出の担当者は以下のように話します。 

「なんちゃってGT-Rではなく本物志向のものを作っています。

 見た目だけでなく、サーキット走行で使用するため、エンジンも足回りも全パーツいじっています。

 ノーマルな部分がありません」

※ ※ ※

 今回のクルマは古くなってきたこともあり、現在ではサーキットなどで使用しておらず展示用となっているようです。

 しかし、担当者は「今時のシビックエンジンを取り付けてまたレースで走れるようにするかも」と語っており、GT-RのようなCR-Vが再び生まれ変わる可能性を示唆していました。

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