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川崎駅~首都高直結!? ”川崎ベイブリッジ” 超巨大な橋脚工事が動画公開「巨大クレーン」で高さ100mブロック吊り上げ「すごい!」驚きの声も

くるまのニュース / 2024年3月25日 7時40分

川崎市の臨海部で、まるで「ベイブリッジ」のような巨大橋梁が作られています。国土交通省は工事のようすを動画で公開。どんな道路で、どんな工事となっているのでしょうか。

■新たな川崎の「首都高直結」ルート

 川崎市の臨海部で、まるで「ベイブリッジ」のような巨大橋梁が建設最盛期を迎えています。
 
 そんななか、国土交通省 関東地方整備局は2024年3月15日、工事の様子を紹介する動画を公開しました。
 
 巨大な構造物を海上に架設する、ダイナミックな作業風景に圧倒されます。どんな工事でしょうか。

首都高湾岸線の「鶴見つばさ橋」(画像:写真AC)。首都高湾岸線の「鶴見つばさ橋」(画像:写真AC)。

 工事が行われているのは、都市計画道路「東扇島水江町線」です。

 川崎市の臨海部には、人工島がいくつもあります。羽田側から「浮島町」「千鳥町」「水江町」「扇町」「大川町」……と並び、さらに海側には「東扇島」があって、首都高湾岸線が通っています。

 陸地側と東扇島方面には連絡路が少なく、浮島ルートと千鳥町の海底トンネルの次は、大黒ふ頭まで橋がありません。そこで、臨海アクセスと災害輸送などを確保するため、「水江町~東扇島」に橋が作られることになりました。

 この橋は、川崎駅から続く6車線道路の延長線上で、そのまま首都高湾岸線へ直結するルートとの一部となります。

 船を通すため、2本の巨大な主塔からワイヤーで桁を吊る「斜張橋」構造が採用されます。横浜ベイブリッジや「鶴見つばさ橋」と同じで、巨大な主塔がダイナミックな印象となります。

 主塔と主塔の間隔は525mという、全国でも3番目に広い間隔になります。主塔は巨大ですが、実は高さ自体は98.5mと小さめで、隣の鶴見つばさ橋とくらべると半分ほどです。理由はちゃんとあり、羽田空港に近くて「建築物の高さ制限」を受けているからといいます。

 さて、公開された動画では、その巨大な主塔の下半分を据え付ける作業の一部始終が取り上げられています。

 1年前からアンカーフレームとベースプレート、ブロック基部の据え付けが行われてきました。そして2024年3月3日、いよいよ本番を迎えます。

 主塔を吊り上げるための超巨大クレーンを乗せた台船が、京浜運河に現れました。組み上げられ寝転んでいた巨大な主塔はゆっくりとクレーンで持ち上げられ、ブロック基部へ乗せられます。早送り再生であっさり乗せられたように見えますが、地上からは遥か見上げるほどの巨大構造物が、空へそびえ立つことになりました。

 人間の限界を打破する土木技術をまざまざと感じさせられる動画となっています。

 この動画を見た人からは「すっご!よくこんなクソデカいの吊れるな」「ぶっちゃけ早く開通してほしい」「『下段ブロック建て起こし』なるものが特にエモ。ただのタイムラプスじゃなくて、所々パーツのアップや、ホースを手送りする人力作業とかがインサートされてるのがエモ」などの声が上がっています。

 なお、この橋以外では、東扇島側の高架橋脚がずらりと並んでおり、首都高直結に向けて橋桁架設工事が進んでいます。

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