百貨店、春節で中国客増 2月、スーパーと外食好調

　日本百貨店協会が25日発表した2月の全国百貨店売上高（既存店ベース）は、前年同月比14.0％増の4329億円だった。前年同月を上回るのは24カ月連続。春節（旧正月）で中国からの訪日客が増えたことが全体を押し上げた。全国のスーパーの既存店売上高は5.5％増で、12カ月連続でプラスだった。外食売上高も好調だった。

　百貨店の訪日客による免税売上高は約2.7倍の469億円。化粧品や高級ブランド品などが売れた。

　日本チェーンストア協会によると、スーパーは売上高の約7割を占める食料品の販売額増がけん引した。食品値上げや野菜の価格上昇が主な要因だった。