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「北朝鮮版スエズ運河」構想? 東西200キロ連結、実現性不明

共同通信 / 2024年3月30日 21時53分

北朝鮮の首都平壌を流れる大同江。右岸にそびえるのは主体思想塔=2018年9月(共同)

 【北京共同】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が朝鮮半島の東西約200キロを結ぶ大運河の建設構想を掲げている。地中海と紅海を結ぶエジプトのスエズ運河(全長約193キロ)に匹敵する壮大な計画で、朝鮮戦争さなかの1952年に祖父の故金日成主席が最初に考案した。ただ、実現には膨大な投資が必要で、70年以上が経過した今も実現性は不明だ。

 党機関紙、労働新聞によると、西方の黄海側に流れる大同江と、東方の日本海に注ぐ金野江などを運河でつなぐ構想は金日成氏が52年4月、大学教授らと戦後復興策を議論する場で提案した。

 金正恩氏は2022年7月、この計画の調査を内閣の責任者に要請。2カ月後に報告を受けると「われわれの代で必ず建設すべきだ」と述べ、今年1月の最高人民会議(国会)では建設計画に向け「抜かりなく準備」するよう指示した。

 構想が実現すれば、船舶が北朝鮮の東西を往来する際、朝鮮半島南側を半周する約1900キロの航路を約200キロに大幅短縮できるとの分析がある。

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