紅こうじ論文は「適正」と著者 販売後の品質確認が重要と指摘
共同通信 / 2024年4月10日 17時26分
小林製薬の「紅こうじ」サプリメントを巡る健康被害問題で、コレステロール低減をうたう機能性表示食品の科学的根拠として同社が国に届け出た論文著者の庄司哲雄大阪公立大研究教授(代謝内科)が10日までに共同通信の取材に応じ「論文は研究結果に基づき一定の責任を持って書いた。今読み直しても非常にニュートラルな評価だ」と述べ、紅こうじの効果や安全性に関する評価は適正との見解を示した。
機能性表示食品は文献調査などの根拠を示せば、薬や特定保健用食品のように審査することなく国に届け出ができる。制度の厳格化を求める声に対し庄司研究教授は「審査があってもこのデータで通ったと思う」とした上で、「審査を厳格化しても製造の過程で予期せぬ物が混入すれば健康被害につながる。販売後も品質を継続して確認できる仕組みにすることの方が重要だ」と指摘した。
自主回収対象の「紅麹コレステヘルプ」などの商品は悪玉と呼ばれるLDLコレステロールを下げると表示。同社は根拠として庄司研究教授らによる2018年の論文を示している。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
機能性食品は「根拠の質が低い」とわかるのが長所 健康食品業界38年の識者が指摘「制度の功罪」
東洋経済オンライン / 2024年4月24日 7時50分
-
小林製薬 紅麹サプリ自主回収から1カ月 被害深刻も謎多い原因
産経ニュース / 2024年4月21日 17時6分
-
【紅麹問題で注目される“サプリメントの闇”】すべての製品の有効性・安全性が担保されていない実情、「機能性表示」という仕組みにも問題アリ
NEWSポストセブン / 2024年4月21日 16時13分
-
報告義務化が焦点に 機能性表示食品制度あり方検討初会合
産経ニュース / 2024年4月20日 14時50分
-
「紅麹サプリ」はただの食中毒問題ではない…医療関係者が小林製薬の「企業倫理」に激怒している理由
プレジデントオンライン / 2024年4月16日 9時15分
ランキング
-
1「起きたら体中に破片」 事故直後の車内…乗客が撮影 GW中盤、バス事故相次ぐ
日テレNEWS NNN / 2024年4月30日 21時17分
-
2那須2遺体、新たに実行役とみられる20歳の男逮捕へ
産経ニュース / 2024年4月30日 21時33分
-
3「4月に遺体処理を頼まれた」 より上位の指示役か 那須2遺体
毎日新聞 / 2024年4月30日 20時37分
-
4能登半島地震の1次避難所、集約や閉鎖で最大時の3割に…専門家「無理に急げば避難者に負担」
読売新聞 / 2024年4月30日 23時30分
-
5豚舎7棟全焼 豚およそ500匹が焼け死ぬ ふくどめ小牧場 鹿児島・鹿屋市
MBC南日本放送 / 2024年4月30日 18時38分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください