電通PRコンサルティングの企業広報戦略研究所が、生活者1万人対象『第9回魅力度ブランディング調査』を発表
共同通信PRワイヤー / 2024年11月5日 15時0分
【3魅力の定義】
●「人的魅力」リーダーシップや職場風土、ソーシャルイシュー対応力など、企業を構成する「個人」や事業活動を通じて周囲に感じさせる「法人」としての魅力
●「財務的魅力」成長戦略、安定性・(中・長期的な)収益性、リスク&ガバナンス対応など、優れた財務パフォーマンスと、それらを支える仕組みや取り組みに関する魅力
●「商品的魅力」コストパフォーマンス、安全性・アフターサービス力・クレーム対応、独創性・革新性など、商品・サービスを通じて伝わる魅力
■過去の魅力度ブランディング調査については、以下よりご参照くださいhttps://www.dentsuprc.co.jp/csi/csi-outline/?category=attractiveness_branding
第9回 魅力度ブランディング調査結果~社会課題ニーズについて~
1. 企業に取り組んでほしい社会課題で“人的資本イシュー”が上位に。
生活者が早く解決してほしい社会課題は、「賃上げ」「値上げ対策」。
本調査ではまず、生活者がどのようなことを社会課題と感じているかを調べました。回答者に41項目の社会課題を示し、「できるだけ早く(優先して)解決してほしい社会課題」を選択してもらった結果、1位「賃上げ」(34.0%)、2位「物価高騰による食料品の値上げ対策」(32.5%)、3位「物価高騰による、食料品以外の値上げ対策」(31.7%)、4位「電力・ガスなどのエネルギー不足への対策」(29.4%)と、生活に負担を与える経済的な課題が上位を占める結果となりました。
一方、「企業に積極的に取り組んでほしい(解決を求める)社会課題」についても選択してもらった結果、1位「賃上げ」(28.5%)、2位「長時間労働・過労死対策」(23.1%)、5位「ハラスメント(セクハラ・パワハラなど)防止」(21.8%)、6位「労働環境の改善」(21.5%)という結果となり、“人的資本イシュー”がより上位に来る傾向が見られました。【図表1】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411059354-O13-D0RPN9f6】
《研究所eyes》
生活に直結する“物価高騰”への対応策としての“賃上げ”ですが、2024年の春闘では33年ぶりの高水準の賃上げ率となりました。しかし、物価と賃金の上げ幅のバランスはまだまだ悪く、生活者は大きな負担を感じていることが推察されます。物価高に見合った賃上げの実現や生活水準の向上が喫緊の課題であることがうかがえます。
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