電通PRコンサルティングの企業広報戦略研究所が、生活者1万人対象『第9回魅力度ブランディング調査』を発表
共同通信PRワイヤー / 2024年11月5日 15時0分
若年層はより身近な課題が上位となっており、シニア層は幅広い中長期的な課題を意識していることが分かります。早期解決を求める社会課題においては、世代間意識に大きな違いがあることが見て取れます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411059354-O8-sh7Cun68】
《研究所eyes》
シニア層が人口の約1/3を占めている現在、若者世代の意見が、数的優位なシニアマジョリティの声に埋もれがちな状況となっています。若者世代の意識に身近な課題が多いのは、シニアに比べて広い視野で物事を見ることができていないからとも考えられますが、それだけではなく、身近な課題に翻弄され、逼迫(ひっぱく)した状況にあるとも考えられます。若者世代の声を積極的にくみ取る仕組み作りが肝要と言えます。
第9回 魅力度ブランディング調査結果~企業の魅力の情報源~
3. 企業の魅力の情報源では、「リアル」が1位。
「メディアの広告」が約5ポイント伸長し、初めて2位に浮上。
「企業の魅力をどのようなところで見聞きしたか」について聞いたところ、カテゴリ別では、商品・サービスの購入や社員・店員などを情報源とした「リアル」が最も多く(46.5%)、次いで「メディアの広告」(28.0%)が昨年より4.9ポイント上昇して「メディアの番組・記事」を抜き、2位となりました。これは2018年の調査※以来初めてとなります。【図表5】
また、「メディアの広告」の内訳を見ると、圧倒的に「テレビCM」が高いスコア(75.9%)となっています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411059354-O5-hl9b9wu5】
《研究所eyes》
昨今のCMなどでは、企業のパーパスなどを訴求する“企業広告型”のものが見られるようになりました。企業が伝えたい魅力を、端的に映像を通して伝えられるテレビCMの活用が、上記の結果結果に結びついていると考えられます。 近年は、社会課題解決などで、どの企業も同じような意識・目的・解決方法を持っており、訴求内容に差がつきにくくなっています。今後は、一目で自社だと認識されるような、他社との差別化を図る広告戦略が求められると思われます。
※魅力度調査は2016年から行われていますが、2018年に調査項目を改訂しています。
第9回 魅力度ブランディング調査結果~魅力が下がった理由~
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