Kite、CAR T細胞療法Tecartus(R)について、最長のフォローアップデータをASH 2024で発表
共同通信PRワイヤー / 2024年12月24日 15時0分
Tecartus関連抄録の詳細情報
抄録番号 #748
ZUMA-2試験のコホート3に関する主解析:BTKi未治療のR/R MCL患者さんに対するBrexucabtagene Autoleucel(Brexu-Cel)
ZUMA-2試験は、アントラサイクリン系またはベンダムスチン系の薬剤を含む化学療法、抗CD20モノクローナル抗体による療法、BTKiのイブルチニブまたはアカラブルチニブに難治性を示した、または当該治療を最大5つ受けた後再発した、血液アフェレーシスを行ったMCL成人患者さん(18歳以上)について研究する、単群、多施設、非盲検、第II相試験です。ZUMA-2試験のコホート3では、BTKi未治療の86名の患者さんに対するTecartus投与について評価します。
フォローアップ期間の中央値は15.5カ月で(範囲:1.4-27.1カ月)、ORRは91%(95%信頼区間(CI):82.5-95.9;P<.0001)で、主要評価項目を達成しました。Tecartusの最良効果については、73%(95%CI:62.6-82.2)の患者さんがCR、17%(95%CI:10.1-27.1)が部分奏効(PR)、3%(95%CI:0.7-9.9)が病勢安定、3%(95%CI:0.7-9.9)が病勢進行(PD)でした。
この有効性は持続的なものでした。中間フォローアップでは、事象発生までの期間の中央値について、全ての評価項目が未達でした。12カ月(95%CI)時点の奏効持続期間(DOR)、無増悪生存期間(PFS)、および全生存(OS)率は、それぞれ80%(69.1-87.9)、75%(64.5-83.4)、90%(80.7-94.4)でした。
オランダのフローニンゲン大学医療センター(University Medical Center Groningen)の治験責任医師であるトム・ファン・メールテン医師(Dr. Tom van Meerten)は次のように述べています。「長年にわたり、私たちは、BTKi治療歴のある患者さんのbrexu-celに対する強力で、持続的な奏効を確認してきました。高リスクのR/R MCL患者さんのアウトカムは芳しくありませんので、BTKi未治療の患者さんに対しても良好な結果が示されたことを心強く思います。ZUMA-2試験のコホート3で示された高いORRやCR、ならびに持続的なベネフィットは、brexu-celがR/R MCLに対する治療のより早期の段階で使用可能であることを示唆しています」
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