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Kite、CAR T細胞療法Tecartus(R)について、最長のフォローアップデータをASH 2024で発表

共同通信PRワイヤー / 2024年12月24日 15時0分

・生命を脅かす反応を含むサイトカイン放出症候群(CRS)が、Tecartus投与患者に発現しています。活動性感染症または炎症性疾患を有する患者にTecartusを投与しないでください。重度または生命を脅かすCRSは、トシリズマブまたはトシリズマブ・コルチコステロイドの併用で、治療を行ってください。

・生命を脅かす反応を含む神経毒性が、CRSを同時に発現した場合または回復後を含め、Tecartus投与患者に発現しています。Tecartus投与後、神経毒性についてモニタリングしてください。必要に応じて、支持療法および/またはコルチコステロイド投与を行ってください。

・BCMA-やCD19-を標的とする遺伝子改変T細胞を自家移植して行う免疫療法による血液悪性腫瘍の治療後に、T細胞悪性腫瘍の発現が報告されています。

・Tecartusは、リスク評価・リスク緩和戦略(REMS)である「イエスカルタ・テカルタスREMSプログラム」に基づく制限プログラムを通じてのみ、投与可能です。


生命を脅かす反応を含む、CRSがTecartusの投与後に発現しています。CRSはALL患者の92%(72/78)に発現し、うちグレード3(Lee grading system による)以上は26%でした。ALL患者のうち3名が、死亡時にCRS事象を持続していました。ALL患者のCRS発現までの時間の中央値は5日(範囲:1-12日)、CRSの継続期間の中央値は8日間(範囲:2-63日)でした。


Tecartus投与前に各患者に対し、トシリズマブの投与が2回以上可能であるかを確認してください。投与後、1日1回少なくとも7日間は認定医療機関で、その後も4週間、CRSの徴候および症状について、患者をモニタリングしてください。CRSの徴候または症状が見られた場合、直ちに医師の診察を受けるよう、患者に助言してください。CRSの最初の徴候が見られた時点で、必要に応じて、支持療法、トシリズマブ、またはトシリズマブ・コルチコステロイドの併用による治療を開始してください。


重度または生命を脅かす事象を含む、神経系の事象がTecartus投与後に発現しています。神経系の事象はALL患者の87%(68/78)に発現し、うちグレード3以上は35%でした。ALL患者の発現までの時間の中央値は7日(範囲:1-51日)、継続期間の中央値は15日間(範囲:1-397日)でした、MCL患者においては、54名(66%)が神経系の事象発現前にCRSを発現しました。また、5名(6%)は神経系の事象の発現があったがCRSの発現はなし、8名(10%)がCRSから回復後に神経系の事象を発現しました。Tecartus投与を受けた患者の134名中119名(89%)において、神経系の事象が解消されました。9名の患者(MCL患者3名、ALL患者6名)は、死亡時に神経系の事象を持続していました。ALL患者においては、CRS発現前、発現中および発現後に神経系の事象が発現したのは、それぞれ4名(5%)、57名(73%)および8名(10%)でした。また、3名(4%)の患者は、神経系の事象の発現があったもののCRSの発現はありませんでした。神経系の事象は、CRSと同時に、CRS回復後、またはCRS未発現時に発現する可能性があります。

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