【漫画】元野良の保護猫を家にお迎えするも警戒される日々…粘り続けた末の変化が「かわいすぎる」【作者インタビュー】
マグミクス / 2024年3月11日 7時40分
■成猫の保護猫のかわいさに「分かる!」
猪狩そよ子さん(@soyoko_igariii)(@soyoko_igariii)が、雑種の保護猫2匹を家にお迎えしたときのことを描いたエッセイマンガがX(旧:Twitter)で公開され、注目を集めています。猫は男の子のまるめと女の子のめいちゃんで、合わせて「まるめい」。里親募集の掲示板でまるめのかわいさにひと目ぼれし、めいちゃんと一緒に譲ってもらったのでした。準備万端でまるめいを迎えましたが、野良生活の長かった成猫との暮らしはそう簡単なものではなく……。
本作は漫画家のこうち楓さんが発起人となった動物愛護チャリティ本『もふもふのほんと』に『まるめいと私』というタイトルで収録された作品です。読者からは「素敵なお話」「かわいい~」「うちの子も保護猫出身」「大人の猫いいですよね」「子猫のように暴れ回ることもなく、穏やかに過ごしてくれる」「たくさんの人にこのマンガが届いてほしい」「1匹でも多くの猫が幸せになれますように」などの声があがり、X(旧:Twitter)の投稿には1.1万いいねの反響がありました。
『もふもふのほんと』は電子書籍版がAmazon kindle版などで配信中のほか、紙の書籍が猪狩そよ子さんのBOOTHおよびメルカリshopで販売中です。作者の猪狩そよ子さんにお話を聞きました。
ーー 『まるめいと私』のエピソードをマンガに描いた経緯を教えて下さい。
「花とゆめ」で『LOVE SO LIFE』を連載していた、こうち楓先生が保護猫・保護犬愛護活動を支援するためのクラウドファンディングを立ち上げることになり、そのときに声をかけていただいたのがきっかけです。こうち先生にはアシスタント時代からずっとお世話になっていたので、少しでもお役に立てればと思って筆を取りました。
こうち先生は大の動物好きで、我が家のまるめいもずっとかわいがって下さっていたので、こうち先生が楽しんでくれるようなマンガが描ければ、ほかの動物好きの読者さんにも取り組みへの思いが伝わるはずだと思って気合いを入れて執筆しました。
ーーまるめとめいちゃんを家にお迎えして、なつくまで時間がかかったようですが、当初大変だったことやうれしかったことなどを改めて教えて下さい。また、現在のまるめとめいちゃんの様子を教えて下さい。
猫はずっと小さい頃から家で飼っていたのですごく身近な存在でした。ですが、田舎だったこともあり、お恥ずかしながらずっと外飼いの状態でした。(それでも19年生きてくれた元気な猫でした。)
東京に出てきて、まるめいと出会って初めて「保護主さんから猫を引き取る」「完全室内飼い」「ペット可の賃貸物件の審査申し込み」というような対応をすることになったので、まるめいを迎えるときに改めていろいろと猫の飼い方について勉強し直しました。ずっと人懐っこい猫ばかり飼っていたので、こんなに人見知りのする子たちは初めてで最初は衝撃でした。
幸い私たち夫婦の場合は保護主さんが初心者の私たちにすごく気を配って下さって、お迎えからまるめいが慣れるまで定期的に連絡を取り合うことができました。何かあった際はその都度保護主さんに相談し、無理に抱っこしたりするなど過度なスキンシップは取らないようにして、向こうからやって来るのを待ちました。
時間はかかりましたが少しずつ向こうから歩み寄ってくれるようになり、それからは今まで飼ってきた猫たちと同じように甘えん坊になってくれたのでとてもうれしかったです。今もこの返信をしている横でまるめがお腹を出してごろんごろんしています。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「成猫」の猫がかわいい! はじめて猫を飼う人におすすめ! という作品テーマに「分かる!」と反応して下さった方が多くてうれしかったです。日本ですとどうしても猫を飼う=ペットショップで子猫を買う、というイメージが強いと思うのですが、成猫の方が成長していて個性がはっきり分かるので、飼い主のライフスタイルに合った子を選ぶことができ、マッチングのミスが起こりにくいと思います。「成猫の保護猫を引き取る」という選択がもっとたくさんの人に広まるといいなと思います。
動物愛護チャリティ本『もふもふのほんと』が販売中(猪狩そよ子さん提供)
ーー本作も収録された動物愛護チャリティ本『もふもふのほんと』についてご紹介をお願いします。
動物好きの13名の作家さんがそれぞれ素晴らしいメッセージを込めて執筆されています。描かれている動物の絵がかわいいだけでなく、内容もとても読み応えがあり考えさせられるものばかりですので、ぜひ購入して私以外のマンガも楽しんでいただきたいと思います。
ーー読者の方に向けて、保護猫を迎えることについての思いを教えて下さい。
減少傾向にあるとはいえ、いまだに犬猫の殺処分数は年間1万匹を超えています。1匹でも多くの命を救うために、どうか保護猫・保護犬の存在を知ってほしいと思います。
犬や猫を飼いたいと思ったらまずペットショップ……ではなく、近所で譲渡会をやってないかな? 動物病院に張り紙がないかな? ネットで里親募集してないかな? というふうに選択の幅を持ってもらえたらうれしいです。
個性あふれるへんてこな柄の雑種猫のかわいさをこれからも伝えるために、私も定期的に『もふもふのほんと』の取り組みを宣伝していきたいと思っております。この度は私のマンガを取り上げていただき、本当にありがとうございました。
(マグミクス編集部)
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