子供の頃憧れた、ゲームの「伝説の剣」って？ 「見た目がもう強い」「ビーム出る（笑）」

■心に思い描く「伝説の剣」はプレイヤーによってさまざま

　RPGやアクション、アドベンチャーといったゲーム作品において、「伝説の剣」は王道でありながら色あせないロマンのあるアイテムです。本記事では、これまでのゲーム史に登場した各作品の伝説の剣を、なかでもポピュラーなものに絞って振り返ります。

　RPG界隈きっての伝説の剣といえば、「ドラゴンクエスト」シリーズに登場する「ロトの剣」が代表的です。かつて「大魔王ゾーマ」を打ち倒した勇者「ロト」が使用していた剣で、初代『ドラクエ』では作中最強の武器として登場しました。伝説の金属「オリハルコン」で作られた刀身は、あらゆる魔の存在を切りさき、かの大魔王の力をもってしても、破壊に数年の月日を要したとされています。

　初代以降はなかなか活躍の機会がないものの、初代のラスボスである「りゅうおう」戦では、ロトの剣の存在が勝負を大きく左右します。ネット上では、「ドラクエ」シリーズの武器といえばロトの剣、という声が大半でした。なかには、「天空の剣」「稲妻の剣」をあげる声も多くありました。

「ゼルダの伝説」シリーズからは、森の台座に安置されている光景でおなじみの「マスターソード」を思い浮かべた人も多いのではないでしょうか。

　時には闇を祓（はら）う退魔の名剣であり、時空を超えるための重要アイテムであり、引き抜こうとしたものの体力をごっそり削る迷剣でもあり、役割や用途はさまざまです。作品によっては振ることで刀身からビームを放つものもあって、作中のキャラに「それってもう剣じゃないよね」とはいわれつつも、多くのゲーマーの伝説として心に刻み込まれています。

　世界的な知名度でいえば、『ファイナルファンタジーVII』の「バスターソード」が挙げられます。バスターソードは主人公の「クラウド」が使用する大剣で、身の丈大の極大なデザインは、シンプルながらも目に焼き付くデザインです。

　また、ほかの候補として「キングダムハーツ」シリーズの、鍵と剣を組み合わせたオリジナリティあふれる「キーブレード」などもあがっています。心の強い者のみ所有することが許され、キーブレード自身がよりふさわしい持ち主の元に舞い戻るという設定も、異色ながら高貴な特別感を演出しています。

　上述した通り、プレイヤーの数だけ思い入れのある「伝説の剣」は異なります。ほかにも「Fate」シリーズからギルガメッシュの「乖離剣エア」や、ネタ枠で『FINAL FANTASY V』に登場した、「エクスカリバー」のニセモノである「エクスカリパー」をあげる声もありました。

（マグミクス編集部）