FC版『ドラクエ3』で友達に「ウソだ」と言われたレアアイテム HD-2D版では簡単に手に入る…「複雑」

■頼みの「公式ガイドブック」に載っていなかったら…友達も「ウソだ」

　HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』では、パーティメンバーが武器を装備すると、戦闘中の画面でグラフィックが変化するのが、ちょっとしたお楽しみ要素です。

　ファミコン時代は、「どんな見た目の装備なのか」はエニックスから発売されていた「公式ガイドブック」を夢中になって読み込み、覚えたものです。例えば、腕にはめた「大ばさみ」のイラストのインパクトが記憶に残っている人は多いのではないでしょうか。

　ところが、「公式ガイドブック」ではバラモス戦までの情報しか掲載されていませんでした。そのため、「アレフガルド」で初めて登場する装備については、「知らないまま」クリアしてしまったプレイヤーも少なくありませんでした。

　例えば、敵がドロップした場合にしか手に入らない「さざなみの杖」がそれにあたるでしょう。さざなみの杖は魔法使い、僧侶、賢者が装備できる武器で、戦闘中に使うと「マホカンタ」の効果がありました。入手方法は「アークマージ」のドロップを狙うしかありませんでした。そのため、手に入れても「友達に信じてもらえなかった」という当時の思い出を語る声も見られます。

　HD-2D版ではアークマージのドロップのほか、フィールド上の「キラキラ」や、「ひみつの場所」でも拾えるようになり、入手が格段に容易になりました。「超」が付くほどのレアアイテムでしたが、レア度はかなり下がってしまいました。

　また、「公式ガイドブック」に載っていなかった装備としては「まほうのビキニ」もあります。「アッサラーム」で手に入る「あぶない水着」は、「女賢者」が着用したイラストが、当時のファミコン少年たちの心に突き刺さったことでしょう。ファミコン版でのまほうのビキニは「キングマーマン」のドロップでしか手に入りません。

　さざなみの杖同様にレアですが、「ムフフ装備」である点で、こちらは認知度が高めだった様子です。アレフガルドでしか手に入らないため、「公式ガイドブック」でイラストが見られなかったのが残念な装備です。

　HD-2D版はというと、こちらも入手難易度はグッと下がりました。「キラキラ」で拾えるほか、「ドムドーラ」にいる女性と会話したあと、アッサラームの劇場の楽屋に行くとイベントが発生し、入手できます。

※本文を一部修正しました（12月9日16時59分）

HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』：
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（マグミクス編集部）