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トラウマゲーム『リンダキューブ』の「衝撃鬱」展開 ヒロインに襲いかかった惨劇とは

マグミクス / 2024年12月5日 17時35分

トラウマゲーム『リンダキューブ』の「衝撃鬱」展開 ヒロインに襲いかかった惨劇とは

■なぜ「トラウマゲー」って呼ばれてる?

 2024年12月4日、名作トラウマゲーム『リンダキューブ』がクリスマスイブ(12月24日)からポップアップストアを開催すること、また本作に関する知的財産権件がビッグローブからメテオライズに譲渡されることが発表されました。SNSでは「リンダキューブ」がトレンド入りし、本作の思い出や「トラウマ」要素を振り返る投稿で賑わいました。

『リンダキューブ』オリジナル版は、1995年にPCエンジンCD-ROM2ソフトとしてリリースされました。その後、さまざまなアレンジが加えられたPlayStation版、セガサターン版といった、移植タイトルも発売されました。

 ストーリーは、8年後に滅ぶ定めの惑星「ネオケニア」からの脱出準備に人びとが追われるなか、主人公「ケン」と幼なじみの「リンダ」が、ハンターとしてこの惑星の動物たちを集めるために奮闘するというもの。

※以降の本文中には、『リンダキューブ』の重大なネタバレが含まれます。閲覧にはご注意下さい。

 ジャンルは「サイコスリラー+ハンティングRPG」と銘打たれ、「サイコスリラー」の名の通りに、作中ではグロテスクな描写や胸をえぐるようなエピソードが展開されます。

 とくにプレイヤーに衝撃を与えたのが、シナリオA「メリークリスマス」のラスボスの存在です。最後の敵である「殺人サンタ」の正体は、リンダの父親「ヒューム」でした。

 父親が敵・悪役というのは、フィクションにおいてはそう珍しいことではありませんが、ここからが衝撃的です。ヒュームは妻であり、リンダの母親である「アン」を愛していましたが、とある事情で離婚。そのアンが、ヒュームの胸部に生きたまま埋め込まれていたのです。

 ヒュームがサンタの上着をはだくと、アンの上半身が結合されていました。アンはリンダに逃げるようにうながしますが、その発言にヒュームは激怒し、両腕で胸を圧迫。アンは殺されてしまいます。

 さらに自分が命を奪ったにもかかわらずに、血まみれをアンを見るなり、ケンとリンダが殺したと思い込み襲いかかってくるのです。上半身に母が埋め込まれている異常なビジュアルと、身近で親しい人物が狂人へと変貌してしまうという展開に、多くのプレイヤーが衝撃を受けました。

 そのほかにも『リンダキューブ』には、プレイヤーの度肝を抜くようなトラウマ展開が用意されています。未プレイの人にはぜひプレイして欲しいところですが、本作はNintendo SwitchやPlayStation 5などの最新ハードでプレイできる環境はなく、リメイクや移植が待ち望まれるところです。

(マグミクス編集部)

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