『ドラクエ3』使い方が謎すぎる！ トンデモ武器「装備しづらそう…」

■『ドラクエ3』屈指の珍武器「おおばさみ」のナゾ

　HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』では、ファミコン版にはなかった装備品や道具が多数追加されました。ですが、やはり思い入れが強いのは、ファミコン版からおなじみのアイテムではないでしょうか。

　見た目のインパクトが強い武器のひとつとして挙げられるのは、「おおばさみ」です。おおばさみは、腕にはめて装備するタイプで、ファミコン版では「戦士」専用の武器でした。最初に購入できるのは「アッサラーム」で、ぼったくりの店での扱いだったため、高い攻撃力に惹かれつつも、購入を悩んだプレイヤーは多かったでしょう。

　リメイク版では価格が下がり、戦士のほか、「商人」も装備できるようになりました（武闘家も装備は可能だが、攻撃力が下がる）。ファミコン時代、前衛職としては必須ともいえた戦士でしたが、ほかの職業のタフさもアップしたうえ、装備品も増えたので、おおばさみの存在感は薄れてしまったかもしれません。

　HD-2D版では、装備した武器によって、戦闘中のキャラクターのグラフィックが変化します。かつては「公式ガイドブック」のイラストを見て想像をふくらませた武器も、画面上で自分のキャラが装備してくるのです。おおばさみも、「公式ガイドブック」で見た通り、腕にはめているグラフィックになります。

　説明には「はさみのように敵をとらえて攻撃する大剣」とあり、「剣」にカテゴライズされるようです。斬りつけるというよりも、はさみで断ち切るスタイルなのでしょうか。多数ある武器のなかでも、飛び抜けて異質です。

　リメイク版で追加された「はがねのはりせん」も、変わった武器のひとつ挙げられます。こちらは敵を攻撃するという点においては「これでツッコんだら痛そう」とイメージしやすい分、装備品の異質さとしてはやはり、おおばさみに軍配が上がります。

HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』：
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（マグミクス編集部）