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PS版『エースコンバット2』グラフィックの向上に驚愕! 『エリア88』を意識?

マグミクス / 2020年5月30日 18時10分

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■『エースコンバット』の正統進化系

 1997年5月30日にナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたフライトシューティング『エースコンバット2』は、1995年に発売され、次世代機プレイステーションの性能を世に知らしめ大きな衝撃を与えた『エースコンバット』の続編です。グラフィックのクオリティはさらに向上し、リアルな空気感が漂う世界を見事に表現していました。前作で「エースコンバット」シリーズにはまり『エースコンバット2』も発売日に購入してプレイしたライターの早川清一朗さんが、当時の記憶を語ります。

* * *

 当時の筆者は『インベーダーゲーム』から始まり、「ゲームウォッチ」、「セガSG1000-II」、「ファミコン」、「メガドライブ」、「PCエンジン」、「スーパーファミコン」とさまざまなゲームハードでゲームをプレイし、時代が進むごとに向上していくクオリティにそのたびに目を見張っていました。ですが、一番「ゲームが進化した!」と感じたのは、プレイステーションとセガサターンの両巨頭でした。

 特に『エースコンバット』は、家庭用ゲーム機ではそれまで疑似的にしか再現できなかった3D空間での戦闘が可能になっており、「これが次世代機の性能なのか!」と目を見張った記憶があります。その続編である『エースコンバット2』が出るというのですから、買わないわけにはいきません。発売日に速攻で購入し、果たして前作からどれだけ進化したのかをこの目で確かめることにしました。

 圧巻でした。

 前作のグラフィックもすごいと思っていたのですが、『エースコンバット2』のグラフィックはさらに上を行っていたのです。2年という時間がこれほどまでにクオリティをアップさせるものなのかと本当に驚かされたのです。当時の開発者インタビューによると、「プログラマーさんのおかげですごい量のポリゴンを(画面に)出せるようになったので、自然と気合が入った」とのことなので、開発者の方同士が刺激し合って、より高いところを目指せるようになっていたようです。ハードの進歩が人の進歩をうながした好例と言えるのではないでしょうか。オープニングやエンディングのムービーも、「これは映画なんだろうか」と思わせるほどのクオリティの高さで、何度も見返した記憶があります。

■「A-4」好きも、やっぱり最後は「XFA-27」

『エリア88』Kindle版第1巻(KADOKAWA)

 さて、筆者は新谷かおる先生の『エリア88』が大好きなので、途中からは大体空戦はミッキー・サイモンの愛機「F-14 トムキャット」、地上攻撃はグレッグ・ゲイツの愛機「A-10 サンダーボルトII」を使用していました。シン・風間が使用した「サーブ 35 ドラケン(SF-35)」や「X-29」も運用したかったのですが、ちょっと筆者にとっては使いにくい機体で、あまり使用できなかったのが残念でした。

 そんな筆者にとってうれしかったのが、初期機体に「A-4スカイホーク」があったことです。1950年代に設計された機体でありながら、小型軽量で兵装の搭載量も多く、整備性も良好な攻撃機です。地上攻撃を主眼においた機体ながらも戦闘機である「MIG-17」の撃墜記録を持つほど運動性にも優れています。

『エリア88』では味方側の主力機として頻繁に登場し、地上空母への特攻などさまざまな見せ場もある機体なのですが、実は『エースコンバット』シリーズで「A-4」が登場するのは本作『2』のみとなっています。カムバック「A-4」。

『エースコンバット』シリーズには『エリア88』を意識したステージも存在しており、『2』ではMission06「峡谷基地突破」がそれにあたります。このミッションでは視界の悪い夜間に峡谷のなかを通過して奥にある敵基地を破壊する必要があるのですが、この時に筆者が愛用していたのが「A-4」です。なぜかと言えば、地上空母との戦いで愛機「F-14」を失ったミッキーや途中救援に現れるキム・アバを始めとした、エリア88の攻撃部隊が主力としていたのが「A-4」だったからです。夜の峡谷を「A-4」ですり抜けていく場面は緊張感にあふれ、BGMの素晴らしさも相まってワクワクとしたスリルを感じさせてもらえました。

 そういうわけで基本、筆者はお金がたまるまでは「A-4」を愛用し、中盤以降はさすがにつらいのでいくつかの機体を乗り換え、最後は本作のオリジナル機体である「XFA-27」を使用するのが定番となっていました。

 時代は移り、2019年には最新作となる『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』も発売されました。あの頃にもし『2』に衝撃を受けた方がいたら、ぜひプレイをお勧めします。ものすごい世界があなたを待っているでしょう。

(ライター 早川清一朗)

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