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声優・石田彰の“敵キャラ役”アニメ3選 冷酷・残虐な表現力に鳥肌

マグミクス / 2020年10月25日 16時50分

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■悪役なのに魅力的! 石田彰さんの「敵キャラ」といえば? 

 2020年の話題作で強敵を見事に演じた石田彰さん。これまで『新世紀エヴァンゲリオン』渚カヲル役、『機動戦士ガンダムSEED』アスラン・ザラ役など人気作品の重要キャラを務めるベテラン声優の石田さんは、数々の魅力的な「敵キャラ」も演じています。この記事では、石田さんが敵役を演じるアニメを3作品ご紹介します。SNSでも「もはや敵キャラ大王」「私の石田彰はこの作品から!」と評判です。

●「スレイヤーズ」シリーズ 獣神官(プリースト)ゼロス役

「スレイヤーズ」シリーズは、同名ライトノベル(著・神坂一、イラスト・あらいずみるい/KADOKAWA)を原作としたアニメシリーズで、第5期まで制作された人気作品です。キャッチコピーの「見てくんないと暴れちゃうぞ!」をよく覚えている方もいるのではないでしょうか。石田さん演じる獣神官ゼロスは第2期にあたる『スレイヤーズNEXT』から登場し、敵なのにどこか憎めない不思議な立ち位置で、高い人気を誇っていました。

 自称・美少女天才魔道士のリナ=インバース(CV:林原めぐみ)は、自称・リナの保護者の凄腕剣士ガウリイ=ガブリエフ(CV:松本保典)といつものようにご飯をめぐってけんかしていました。一方、これまで旅を共にしていた白魔法の使い手・アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン(CV:鈴木真仁)も、たまたま同じ町に到着。しかし、ゾアナ王国の謀反の疑いを晴らすために来ていたアメリアは、ゾアナ王国に雇われた合成人間かつ魔剣士のゼルガディス=グレイワーズ(CV:緑川光)につかまってしまいます。アメリアはリナとガウリイに助けられ、寝返ったゼルガディスと4人で再び魔道書を求める旅に出るのですが――?

 石田さん演じるゼロスは第2話から登場します。自分のことを「謎の神官」と自己紹介したり、都合が悪くなると「それは秘密です」とはぐらかしたり、なかなかつかめないキャラクターのゼロス。いつもニコニコしながら敵にリナたちのことを密告するなど、腹黒い一面もある彼の性格を、ミステリアスかつひょうひょうとした演技で表していました。シリーズが進むにつれ、ゼロス本来の冷酷で残虐な性格が垣間見えるシーンも。この作品は、「dアニメストア」「バンダイチャンネル」「U-NEXT」などで見ることができます。

●『Fate/Zero』雨生龍之介役

マンガ:真じろう『Fate/Zero』第7巻(KADOKAWA)

『Fate/Zero』は同名ライトノベル(著・虚淵玄、イラスト・武内崇/TYPE-MOON)を原作としたアニメで、ゲーム『Fate/stay night』のスピンオフ作品として人気を博し、短編映画化・マンガ化なども行われました。石田さん演じる雨生龍之介(うりゅう・りゅうのすけ)は、40人以上を殺しているシリアルキラーです。

 勝者の願いを叶えるという「聖杯」をめぐり、7人の魔術師(マスター)が7人の英霊(サーヴァント)を召喚して最後の1組になるまで戦い続ける「聖杯戦争」。日本の地方都市・冬木市では、4回目の聖杯戦争が行われるべく参加者の選定が始まっていました。言峰綺礼(ことみね・きれい/CV:中田譲治)、間桐雁夜(まとう・かりや/CV:新垣樽助)、ウェイバー・ベルベット(CV:浪川大輔)など次々とマスターが決まっていくなか、連続殺人鬼の雨生龍之介も儀式殺人の結果、サーヴァントを召喚。マスターとして第四次聖杯戦争に参加することになり――?

 第2話で初登場する龍之介は、人殺しを悪気なく「趣味」と言い切るシリアルキラーです。殺した人の血で謎の魔方陣を描いたり、拉致している子どもに「悪魔が呼び出せたら、殺されてみてくれない?」と頼んだりしますが、趣味というだけあり気楽な態度でことを進めていきます。少しくせのある声で無邪気に残酷なセリフを言う石田さんの演技は、「龍之介のようなシリアルキラーが本当にいるのでは」と思わされるほど自然です。召喚した残虐性の高いサーヴァント「青髭」との相性もよく、人の死に対する興奮で喜ぶなど戦いのなかでたびたび発揮されるその狂気を、石田さんがどう演じているのかに注目です。この作品は、「dアニメストア」「Netflix」「U-NEXT」などで見ることができます。

●『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』ガブリエル・ミラー(暗黒神ベクタ)役

『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』Blu-ray2(アニプレックス)

『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』は、同名ライトノベル(著・川原礫、イラスト・abec/KADOKAWA)を原作としたアニメで、本作はその第3期の第2部・第3部にあたります。石田さん演じるガブリエル・ミラー(暗黒神ベクタ)はアメリカのPMC(民間軍事会社)の最高作戦責任者であり、ゲーム(仮想世界)内では暗黒神ベクタとして登場するサイコキラーです。

 仮想世界「アンダーワールド」では、ダークテリトリー軍と、アスナ(CV:戸松遥)をはじめとした「人界」軍の対決が起こっていました。ガブリエル率いるダークテリトリー軍は、「光の巫女」であるアリス(CV:茅野愛衣)を奪い去ろうとしますが、先の大きな戦いで心神喪失状態となったキリト(CV:松岡禎丞)は、未だ精神世界のなかで眠り続けています。キリトは果たして目覚めるのか、謎の「黒の剣士」の正体は誰なのか――。アンダーワールドの存続と人類の未来をかけた闘いが今、始まります。

 石田さん演じるガブリエルは、「人の魂に触れること」でしか快楽を感じないサイコキラーです。ガブリエルは少年時代にガールフレンドであるアリシア・クリンガーマン(CV:茅野愛衣)を殺しており、その際に感じた「魂との接触」を求めて傭兵になったサイコパスでもあります。暗黒神ベクタとしてのガブリエルは狂気を抱えつつも堂々としており、落ち着いた石田さんの声がその冷酷さも同時に表現しています。終盤、ガブリエルが恐怖に飲み込まれるシーンでの絶望に満ちた叫びにも注目です。この作品は、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」などで見ることができます。

* * *

 中性的な魅力や冷酷さ、狂気など、さまざまな「敵役らしさ」を的確に演じてしまう石田さん。出演作品を調べると、「この役も石田さん!?」と驚く作品にきっと出会えるでしょう。独特かつ幅広い役をこなす石田さんの魅力に、気が付いたらはまっているかもしれませんね。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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