【漫画】隣のクラスの子に忘れ物を借りる 貸してくれたときはニコニコ笑顔だったが…

■独特なギャグマンガの最新作は“あるある”なネタ

　ひょんなことから隣のクラスの女の子と仲良くなって、友達付き合いをしている佐本くん。ある日、世界史の授業で必要な地図帳を忘れてしまった彼は、その女子に借りることにしましたが……。

　ユニティコングさん（@UnityKong）が、Twitterで創作マンガ『名前がない』シリーズの最新作を公開しました。同シリーズのファンを中心とした読者からは、「めっちゃいいですね」「こういう日常もっと見たいです」などの感想が寄せられています。

　作者のユニティコングさんに、お話を聞きました。

ーーユニティコングさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

　マンガを描き始めたきっかけは、小学校のクラスメイトが描いていたのを見てからだと思います。紙を折って小さい本みたいにしたものにマンガを描いて見せ合うのが、ちょっと流行ってたんですよね。それを真似して描いたのが一番最初だった気がします。見せ合って遊んでました。

ーー本作はエピソード単体でも楽しむことができますが、独特なタイトルの『名前がない』シリーズの最新作です。あらためて『名前がない』シリーズのご紹介をお願いします。

『名前がない』はギャグマンガです。ちょっとよどんでて変わってる物語にしていきたいです。話数が少なくて方向性が分かりにくいと思いますが、キラキラのラブコメ青春ではなく、若干ネガティブで健康的じゃない感じに進んでいくと思います。

　言葉にすると何だか重そうですが、中身はただのギャグマンガです。話のつながりも今のところないので、ちょっと読んで内容が気に入ってもらえたらうれしいです。

隣のクラスの女子に忘れ物を借りる（ユニティコングさん提供）

ーー今回の『地図帳編』のエピソードは、どのように生まれましたか？

　この話は佐本くんを描きたいなと思ったのと、佐本くんの隣のクラスの主人公の女の子が変な落書きをしているという情報を出したかったので描きました。ふたりに少し愛着が湧いてもらえたらうれしいです。

ーー作品に対する読者からの反応で、特に印象に残った声があれば教えて下さい。

　主人公の褐色肌の女の子の名前を、作中でまだ出してないんですよね。「名前を作中で出しても覚えてもらえるか分かんないから、もう名前出さずに描いてみよう」と思い、名前を出さずに描いてるんです。

　そんなときにpixivのコメントで「フルグラもちゃ子好き」というコメントをもらいました。主人公の女の子がフルーツグラノーラをもちゃもちゃ食ってる絵にそのコメントが付いていたのですが、その名前に何だかすごく愛着が湧いて……。

　それで、その子のことを愛称で“もちゃ子”と呼んでます。それが一番印象に残ってます。かわいいニックネームを付けてもらって、うれしかったんです。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか？

『名前がない』を毎月2、3回は更新していきたいです。すごく暇なのに筆が遅いんです。なので、早く更新して物語を増やしていきたいなと常々思ってます。あとpixivも同時更新しているので、気に入ったサイトで見てもらえるとうれしいです。

（マグミクス編集部）