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『シャーマンキング』で 心を揺さぶる名セリフ5選。「なんとかなるって」

マグミクス / 2021年4月24日 9時30分

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■読者・視聴者の心も励ました名言も…

 2021年4月1日より放送開始したアニメ『SHAMAN KING』は、テレビ東京系列で2001年から放送されていたアニメ『シャーマンキング』から約20年ぶりとなる完全新作です。原作『SHAMAN KING』全35巻を“最後まで描ききる”ことが明らかにされ、大きな期待が集まっています。

 前作のOP曲「Over Soul」の冒頭「よみがーえーれー!」の歌詞通り、本当に蘇った同作について、多くのファンからの喜びの声があがっています。今回は、そんなファンの心を揺さぶった同作の“名セリフ・名シーン”を5つ振り返り、新作アニメで注目したい見どころもご紹介します。

●麻倉葉「友達だから助けるんだろ」

 第1廻で主人公・麻倉葉(あさくら・よう)が、学校のクラスメイト・小山田まん太(おやまだ・まんた)に放った名セリフです。

 葉は幼い頃から霊が見える体質で、あの世とこの世を結ぶ者“シャーマン”です。自他共に認めるユルい性格の葉は「楽に生きられる世界」を作るためにシャーマンの頂点“シャーマンキング”を目指しています。その修行の一環で、まん太が通う中学の転校生として登場しました。

 そんな葉にとって、初めての人間の友達であるまん太が、不良の“木刀の竜”こと梅宮竜之介 (うめみや・りゅうのすけ)にボコボコにされた際、「仕返しに行くぞ、まん太!」「友達だから助けるんだろ」と言い放ち、見事に竜を成敗します。友達や仲間を大切にする葉の気持ちがビシビシ伝わってくる名セリフです。

 物語が進み、逆に葉が壁にぶち当たった際は、まん太がお返しと言わんばかりに「ぼくも助けなきゃ。友達だもんね」というセリフを葉に返して奮闘します。今作アニメでも、葉のユルさと、仲間想いの格好いい一面というギャップが描かれるシーンに期待です。

●梅宮竜之介「オレはお前がいたいと思う場所にいればいいと思うぜ」

表紙に“木刀の竜”が描かれている『SHAMAN KING』KC完結版11巻(講談社)

 作中でさまざまな“名セリフ”が飛び出すアツい男“木刀の竜”こと梅宮竜之介。第49廻「ベストプレイス論」で、葉と楽しく日々過ごしていることが、自身の家柄や境遇から逃げているのでは……と悩んでいるまん太に向けた言葉です。

 竜はこの言葉の前に「オレは学校が大キライだが料理屋は好きだ。教師にはならねえが板前にはなりてえ。それは料理屋のあの雰囲気がおれにとってベストプレイスだからだ」と語ります。自分の居心地のいい場所にこそ、自分のやりたいことはある……それは決して“逃げ”ではないことを、まん太に伝えているのです。

「好きな気持ちに理由はいらねぇ。オレはお前がいたいと思う場所にいればいいと思うぜ」

 作中のまん太だけではなく、マンガを読んだ多くの読者も、ふっと気持ちが軽くなり、背中を後押しされる気持ちになるセリフではないでしょうか。アニメでは、今回紹介したシーン以外にも、竜の名セリフ・名シーンを描いてほしいところです。

■葉の名セリフとともに、重要場面で飛び出す名セリフ

●道蓮「人間はそれほど汚くはない」

道蓮の名セリフが収録されている『SHAMAN KING』KC完結版8巻(講談社)

 麻倉葉の最初のライバルであり、おなじくシャーマンキングを目指す道蓮(タオ・レン)。中国の歴史の陰で2000年間暗躍してきたシャーマンの一族、道(タオ)家の御曹司であり、非常に高いシャーマン能力と戦闘力を持っています。

 その蓮は幼い頃から、道家の思想に従い冷酷非道な行いをして、多くの人を殺めてきました。その道家を憎み、世界を破壊しようとシャーマンキングを目指していましたが、葉との出会いを経て、「それが間違いであることにオレは気づいた。人間はそれほど汚くはない」と言います。

 シャーマンキングになるためのパートナーである蓮の“持霊”、馬孫 (ばそん)も、その言葉に感激します。過去は変えられませんが、着実に成長し前へ歩み始めた蓮の名シーンであり、名セリフです。「破壊すること」だけを考えていた蓮が成長する姿に注目して,、今作アニメをご覧になってみてはいかがでしょうか?

●ハオ「ちっちぇえな」

表紙にハオと葉が描かれる、『SHAMAN KING』KC完結版23巻(講談社)

 シャーマンファイト本戦の集合場所で、いきなり葉たちの前に現れた最強のシャーマン、ハオの最初のセリフです。

 ハオのシャーマンとしての力「巫力」(ふりょく)は凄まじく、シャーマンファイトを通じて誰も歯が立たない「ラスボス」の風格を見せつけます。そんな彼の口癖が「ちっちぇえな」です。物語の重要な局面で度々口にする言葉であり、後述の葉の口癖と並んで注目したいセリフです。相手を見下ろすような言葉ですが、実力が高すぎるからこそ、決めセリフとしてはインパクト抜群です。

 また、身長が低いまん太に対して「ちっちぇえな」と言い放つなど、ギャグっぽく使われたシーンも見られました。今作アニメでも“絶対的強者”として葉たちの前に立ちはだかるであろうハオの活躍と、「ちっちぇえな」のシーンに注目です。

●麻倉葉「なんとかなるって」

葉と阿弥陀丸の名シーンが描かれている『SHAMAN KING』KC完結版6巻(講談社)

 最後は、葉といえば紹介せずにはいられない口癖であり名セリフ、「なんとかなるって」です。

 まだ作品を見ていない方には、運任せや他力本願、投げやりな言葉にも聞こえるかもしれませんが、実際は「なんとかなる」ように、婚約者・アンナによる地獄のような特訓に耐えるなど、普段から努力しているから大丈夫……というポジティブな言葉なのです。この言葉は、やはり葉の仲間だけでなく、多くの読者の心にも響く名言としてたびたび登場します。

 葉の“持霊”阿弥陀丸(あみだまる)は…「人は誰もが少なからず不安な気持ちをかかえて生きている。大事なのはその不安や恐怖をいかに克服していくか。葉殿の『なんとかなる』という言葉ーそんな「勇気」があってもよいと拙者は思うでござるよ」と、葉の言葉を受け止めています。葉と阿弥陀丸、信頼関係抜群のタッグが魅せるバトルシーンは今作アニメも必見です!

 以上、同作の“名セリフ・名シーン”を5つ振り返りましたが、ファンのなかにはさらに多くのお気に入りセリフが存在するでしょう。みなさんは、どのキャラクターのセリフがお好きですか?

(中島憲太郎)

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