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「仮面ライダー」生誕50周年の今こそ! プレステのゲームで懐かしの放送当時を振り返る

マグミクス / 2021年5月31日 19時40分

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■リアルタイムで見ていた世代が喜ぶ演出が満載

 1971年の4月から放映が開始され、昭和から平成、そして令和まで続く特撮ヒーロー、「仮面ライダー」(原作:石森章太郎 製作:毎日放送/東映)が今年2021年で50周年を迎えました。なかでも初代ライダー、藤岡弘、さんが演じる本郷猛と、2号ライダーこと一文字隼人を佐々木剛さんが演じる初期シリーズに思い入れを持つ「昭和40年代生まれ」の方もきっと多いのではないでしょうか?

 悪の秘密組織であるショッカーによる手術を受け、自ら望まない形で「改造人間」となった悲しい宿命を背負った本郷猛ですが、そんな世界観を忠実に再現したゲームが、1998年にPlayStation向けにバンダイよりリリースされた『仮面ライダー』です。

「ライダー生誕50周年」というメモリアルイヤーに、改めてこのゲームをプレイしてみたのですが、その魅力は「初代・仮面ライダー」と同様にまったく色褪せないものでした。もちろんハードは初代PlayStationなので、グラフィックやゲームのシステム自体は時代を感じさせるものですが、格闘ゲームとして見ても高い完成度を誇っていると思います。

 同作では、TV放送された『仮面ライダー』の内容を踏襲したストーリーモードや対戦モード、特訓モードなどがあるのですが、ゲーム自体は至って簡単です。

 まず「ライダーストーリー」では初代の本郷猛がショッカー戦闘員と戦い、第1話に登場した「蜘蛛男」との闘いを皮切りに「カメレオン男(死神カメレオン)」や「蜂女」へとステージを進めていくのですが、4面の「サボテグロン」との対戦から、原作放送と同じく「2号ライダー」こと一文字隼人が登場。ここからショッカー戦闘員との戦闘後にはじめて「変身ポーズ」で仮面ライダーに変わるという、芸の細かい演出がなされています。

■リアルタイム世代なら涙モノの「ライダーカード」集め

 本郷猛を演じた藤岡弘、さんが撮影中のバイク事故により、番組を途中で降板せざるを得なくなり、急きょ佐々木剛さんの「2号ライダー」が登場したことはファンの間でよく知られていますが、そうした裏話もこのゲームでは「デジタルカードモード」でチラホラと披露されます。

 このゲームは各モードをクリアしていくごとに、なつかしの「ライダーカード」が収集され、それを「ライダーアルバム」に納めていくという、昭和40年代生まれにとって涙モノのシステムが採用されているのですが、その「ライダーカード」を100枚コンプリートするのは至難の業。そんな「やりこみ要素」も魅力です。

 ちなみにそのライダーカードは、それぞれの裏側に前述のような仮面ライダーやショッカーの怪人に関するマメ知識や音声が楽しめるサウンドカード、動画を楽しめるムービーカードが混在しているのですが、なかでも当時のCMを視聴することができるカードは、アラフィフ世代にとってきっと感動モノでしょう。

 このアルバム&カードでお馴染みの「カルビー仮面ライダースナック」や「変身ベルト」、「ミニ・サイクロン号」のCMが収録されており、「あー、あった、あった」という感慨にふけることができるのです。

 当時のチビッ子のなかには、「ライダーカード」の収集に夢中になるあまり、肝心の「ライダースナック」は捨ててしまうという者も少なくありませんでしたが、このゲームのなかでは当然、コツコツとクリアしなければカードのコンプリートも達成できません。もちろん、当時の「ライダースナック」と同じく、「いらないカードがやたらとダブる」という現象も忠実に再現されています。

 50周年を記念して、YouTube公式チャンネルでは「仮面ライダー」各シリーズ作品の第1話が無料配信されています。単なる子供向け番組ではなく、深い人間ドラマとして大人も楽しめる良質な作品であることを改めて感じさせてくれます。TV番組にせよ、ゲームにせよ、良いものはいつの時代になっても色褪せない好例といえるのではないでしょうか。

(渡辺まこと)

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