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2021秋アニメ・実際に見て良かった3作 「再放送」の意味って…?

マグミクス / 2021年10月23日 17時10分

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■意外な展開に驚き! 作画の美しさにも注目

 10月から、続々と放送が始まっている2021年秋アニメ。視聴を決定した作品はありましたか? 「まだ見始めていない」という方も、今からなら1時間程度の視聴で最新話に追いつけます。この記事では、筆者が実際に見て「良かった」と思った秋アニメを3作品ご紹介します。SNSでも「『Fate』を連想させる美しい作画が圧巻」「再放送じゃねーじゃん」と評判です。

●『takt op.Destiny』2021年10月5日(火)~放送

『takt op.Destiny(タクトオーパスデスティニー)』は、DeNAとバンダイナムコアーツによるメディアミックスプロジェクト『takt op.(タクトオーパス)』のオリジナルアニメです。原作はDeNAと、「サクラ大戦」シリーズ・「天外魔境」シリーズを手掛ける広井王子さんが担当。美しい作画と、「音楽で戦う」という独特な世界観に、期待の高まる作品です。

【本作のあらすじ】
 ある日、突如として空から黒い隕石「黒夜隕鉄」が落下。そこから生まれた怪物「D2」が、人々と大地を蹂躙していきました。D2は人の奏でる旋律に惹かれる性質を持っていたため、音楽は禁忌とされ、やがて世界から失われていきます。そして2047年。D2との戦いによって荒廃したアメリカに、朝雛タクト(あさひな・たくと/CV:内山昂輝)と運命(デスティニー/CV:若山詩音)が現れます。運命は、音楽を力として戦う「ムジカート」。タクトはムジカートを指揮し導く「コンダクター」。ふたりの旅は、音楽を失った世界に何をもたらすのでしょうかーー?

 美麗な作画に目を奪われ、「Fate」シリーズを思わせる迫力満点なバトルシーンに驚かされる本作。製作は、『呪術廻戦』『進撃の巨人 The Final Season』のMAPPAと、『魔法科高校の劣等生』『宇宙よりも遠い場所』のMADHOUSEが担当。特に、物語のかなめとなるピアノの描写は秀逸です。鍵盤や指の動き、ペダルを踏む音まで、リアルに表現されています。タクトの右腕はなぜ復元するのか、ムジカートとはいったい何なのか。「楽曲の楽譜(スコア)を身に宿して戦う」という独特な設定が、今後どう生かされていくのか注目です。この作品は、「Amazonプライム・ビデオ」「dアニメストア」「Netflix」などで見ることができます。

●『王様ランキング』2021年10月14日(木)~放送

著:十日草輔『王様ランキング』第1巻(KADOKAWA)

『王様ランキング』は、同名マンガ(作:十日草輔/KADOKAWA)を原作としたアニメです。原作はWebマンガサービス「マンガハック」で連載されており、コミックスは累計発行部数150万部を突破。童話のような世界観とは裏腹に、物語には各キャラクターの思惑が交錯します。そんななか、主人公・ボッジ(CV:日向未南)のひたむきさと純粋さが胸を打つ作品です。

【本作のあらすじ】
 国の豊かさや王様自身の強さを総合し、各王がランキングされる「王様ランキング」がある世界。ボッジは、王様ランキング7位を誇るボッス王の長男です。しかし、ボッジは生まれつき耳が聞こえず、口もまともにきけません。「世界一立派な王様になる」と夢を抱くボッジでしたが、家臣や民衆はボッジのことを「王の器ではない」とさげすんでいました。そんなある日、ボッジは暗殺集団「影の一族」の生き残りであるカゲ(CV:村瀬歩)と、初めての友達(?)になりーー?

 子供向けアニメのようなかわいらしい作画とは裏腹に、ボッジを馬鹿にする国民や臣下など、生々しい表現も見られる本作。厳しい現実を前に、笑顔で明るく振る舞うボッジは、視聴者の涙を誘います。ただの童話とはひと味違う、「大人向けの童話」といえるでしょう。また、村瀬歩さん、梶裕貴さん、坂本真綾さんなど、豪華声優がそろっているのも本作の魅力のひとつ。戦闘シーンやボッジのわんぱくな動きも、『進撃の巨人』『甲鉄城のカバネリ』を手掛けたWIT STUDIOが、なめらかに描きます。オープニングテーマは、King Gnuの「BOY」。ボッジを思わせる、その歌詞にも注目です。この作品は、「Amazonプライム・ビデオ」「U-NEXT」「バンダイチャンネル」などで見ることができます。

●『ポプテピピック 再放送(リミックス版)』2021年10月9日(土)~放送

『ポプテピピック』 (C)大川ぶくぶ/竹書房・キングレコード

『ポプテピピック 再放送(リミックス版)』は、4コママンガ『ポプテピピック』(作:大川ぶくぶ)を原作としたアニメです。2018年に放送されたアニメ『ポプテピピック』は、各話の前半・後半で声優を替え、後半では前半と同じ内容を「再放送」するという、珍しい構成でした。本作は基本的に『ポプテピピック』と同内容であるものの、さらに声優をシャッフルした「リミックス版」として、話題となっています。

【本作のあらすじ】
 いたって普通の高校生、平大地(たいら・だいち/CV:山下誠一郎)は、両親の海外出張に「思いっきり羽のばしてやるぜ!」と胸を弾ませていました。母に「あんまり”そそぐちゃん”に迷惑かけちゃだめよ?」と言われた大地ですが、”そそぐ”という人物に心当たりはなく――? 学園アイドルアニメ風のオープニングテーマが流れ、『星色ガールドロップ』の第1星(第1話)「君だけに教えるよ!」が始まるかと思いきや、ポプ子(CV:小山茉美)が「教えねえよお~!」と登場。『ポプテピピック』本編は、ここから始まるのでした。

 タイトルに「再放送」と入っていたことで、すでに視聴済みだとスルーしてしまった方もいるのではないでしょうか。しかし実際はキャストが変更され、内容もマイナーチェンジした「リミックス版」となっています。第1話後半が始まると、画面の右上には「再放送」の文字がふたつ並べられ、思わず辞書で「再放送」の意味を引き直す視聴者も。前作よりも背景の書き込みが進んでいたり、おみくじの内容が変わっていたりと、再放送のはずなのに目が離せません。前作を視聴した方にこそ、ぜひ見ていただきたい作品です。この作品は、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「U-NEXT」などで見ることができます。

* * *

 季節の変わり目は何かと忙しくなりがちですが、そんな時こそ面白いアニメで息抜きをしたいもの。未見の作品があった方は、ぜひ視聴してみることをおすすめします。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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