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発射を見ようと町は熱狂!ロケット打ち上げ予定も...無念の延期に「残念」「またチャレンジして子どもに夢を与えてほしい」 新たな打ち上げ予定日は『3月13日』

MBSニュース / 2024年3月11日 18時38分

 和歌山県串本町にある民間ロケット発射場で3月9日に予定されていた小型ロケットの打ち上げ。直前に無念の延期となりましたが、発射の瞬間を見ようと町は熱狂しました。

午前5時半 「橋杭岩」付近にはすでに多くの車

 まちのシンボル「橋杭岩」。まだ日ものぼらない真っ暗な午前5時半ですが、車内で夜を明かしたのでしょうか、すでに多くの車が並びます。その後、夜が明けて、カメラマンたちが集まってきました。みなさんのお目当ては?

 (名古屋から)「どうしてもロケットと橋杭岩を入れて写真を撮りたかったから」

 ロケットと橋杭岩。素敵な写真は撮れるのでしょうか。

 ところ変わって、ロケット発射場から約2kmの場所にある見学場(旧浦神小学校※和歌山・那智勝浦町 田原海水浴場※和歌山・串本町)。オープンすると続々と多くの人がやってきます。

 (大阪から)「(JAXAの発射場がある)種子島に行きたかったんですよ、本当は。それがなかなか難しいから、関西では。ここができてもう絶対行きたいと思いました」
 (大阪から)「関西でロケットが上がると思わなかった」
 (大阪から)「子どもたちに見せてあげたくって」

 5000人を収容できる2か所の見学場はわずか2日でチケットが完売する盛況ぶりです。中には、こんな人も。

 (大阪から)「(Q立派なカメラですね?)ロケットを撮るのが好きです。2月に種子島も行ってきました。体に響くというか、しびれます」

 2月17日には鹿児島・種子島宇宙センターでのH3ロケット打ち上げの様子を撮影していたそうです。

 (大阪から)「興奮しますね。見ている人みんな興奮してました。(Qきょうは何時ごろ家を出た?)午前2時半ぐらい。眠たいです」

 気合の入り具合が違います。

発射時間が近づくにつれ高まる熱気 遠方から見に来た人も

 見学場には地元の土産店など出店ブースも設けられ、ロケット関連の商品が並びます。地元の串本古座高校3年生の雑賀和さん。この日のために考案したメニュー「カレーまぜそば」を販売します。

 (串本古座高校3年 雑賀和さん)「これまで2年間の時間を使ってみんなで考えてきたものなので、おいしいと言っていただけるようなまぜそばを作ろうと思います」

 果たしてうまくいくのでしょうか?

 橋杭岩すぐ近くの道の駅には約20のロケットグッズが並びます。打ち上げ日が近づくと売り上げを伸ばし、いつもより4倍発注した商品もあるんだとか。その道の駅の駐車場は、午前9時すぎにはすでに満車でした。関西以外に川崎や名古屋など遠方からのナンバーが目立ちます。

 時間が経つにつれ、本格的なカメラを持ったカメラマンの数も増えてきました。

 (カメラを持ってきた人)「(Qどんな構図で撮る?)縦ですね。縦の構図で岩とロケットの煙をセットにしたい。とりあえず成功してほしいなと思います」

打ち上げ時刻まで1時間 人で埋め尽くされた見学場

 午前10時。打ち上げまで1時間をきると、見学場は隅から隅まで多くの人で埋め尽くされていました。打ち上げを今か今かと待ちわびています。

 そんな中、子どもと一緒に見える場所を探す姉妹の姿が。しかしもう、どこもいっぱいです。

 (姉妹)「もうちょっとギリギリでも大丈夫かなと思っていたんですけど、意外と早く皆さん準備されているんだなと思いました。まあまあ朝早く起きたような気もするけど」
 (子ども)「(Q何時に起きた?)6時!」

 なんとか空いているスペースを発見。無事見ることができそうです。

 (姉妹)「どんな感じなんですかね、感動するんですかね?カウントダウンが楽しみです」

 カレーまぜそばを提供する高校生たちの店をのぞいてみると、大行列。お客さんが途切れることなく並んでいました。

 (客)「おいしいです。並んだかいがありました」

 しかし初めての出店。調理には少々手間取っているようで…。

 (串本古座高校3年 雑賀和さん)「(目標まで)あと半分ほどです。できるだけ早く回転率を上げて私たちもロケットが見られたらいいなと思います」

 午前10時30分。打ち上げ時間が近づくと、発射場にいよいよロケットが登場です。

無念の打ち上げ延期「残念」「延期するのはロケットにつきもの」

 そして午前11時。見学場ではカウントダウンが始まり、多くの人がその時を今か今かと固唾をのんで見守ります。

 (見に来た人たち)「5、4、3、2、1」

 しかし、発射予定時刻になってもロケットの姿は見られません。すると…。

 (会場のアナウンス)「いま変更の知らせが入りました。11時17分12秒になったそうです」

 急遽、打ち上げ時間が変更となったのです。

 迎えた2回目の発射時刻。ロケットは橋杭岩の上空に見られるのか...しかし、打ち上げ自体が延期となってしまいました。

 (見に来た人)「残念でした」
 (見に来た人)「延期するのはロケットにつきものだと思うので。きょう打ちあがってくれたら万々歳でしたけど」
 (子どもと見に来た人)「将来、宇宙飛行士になりたいって言ったので、初めての体験を一緒にできたらなと思って。ちょっと残念ですけど、でも次またチャレンジしてもらって、子どもたちに夢を与えてもらえたらなって思います」

 そして、新たな打ち上げ予定日時は3月13日(水)の午前11時1分12秒と決定しました。無事、ロケットを打ち上げることはできるのでしょうか?

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