アイシン精機とデンソーが電動化に向けて手を結んだ。駆動モジュール開発・販売の合弁会社設立検討に合意
MotorFan / 2018年8月28日 15時25分
アイシン精機(以下、アイシン)とデンソーは、8月27日、電動化のための駆動モジュールの開発および販売の合弁会社設立に向けた検討を進めることに、合意した。出資比率はアイシン50%、デンソー50%である。
世界的なメガサプライヤーであるアイシンとデンソーが、電動化に向けてタッグを組む。同じトヨタ・グループのサプライヤーでありながら、これまで両社ががっちり手を組んで開発・販売を行った事例は少ない。共存よりも競争で互いの技術力を高めてきたという印象だ。しかし、自動車業界では、「電動化」「自動運転」「コネクティッド」といった、100年に一度といわれる大変革時代の真っ只中にある。電動化領域においては、地球温暖化、大気汚染、資源・エネルギー問題などさまざまな社会課題を解決し、持続可能な社会を実現するために、電動化の普及が求められている。
そこで、アイシンとデンソーが50%:50%の対等な関係で合弁会社設立へ向けて動き出したことは、ビッグニュースといえる。
自動運転に関しては、既報通りだ。
電動化の普及には、電動車両の駆動に欠かせない、トランスアクスル、モータージェネレーター、インバーターというキーコンポーネントがひとつのパッケージになった、駆動モジュールの提供が求められている。アイシンとデンソーは、性能、コスト、地域事情に合わせた、さまざまな種類の駆動モジュールを開発・販売するために、両社の強みを結集した駆動モジュールの開発・販売の合弁会社の設立検討に合意した。
合弁会社では、ハイブリッド(HV)、プラグインハイブリッド(PHV)、燃料電池車(FCV)、電気自動車(EV)など幅広い電動化ニーズに対応できる駆動モジュールのラインアップを揃え、顧客である自動車メーカーのエンジンに合わせた適合までを含めて対応、販売できる体制を構築する構想だ。また、EV市場の急拡大が見込まれる中国をはじめ、世界各地域への幅広い普及を目指す。
今後、両社で合弁会社の詳細を検討し、2019年3月の設立を目指す。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
SUVから軽バンまで多様なラインナップで普及が進む注目EVモデル【GP2024上半期AWARD】
&GP / 2024年7月24日 20時0分
-
「ナノ断熱材開発と自動車用熱マネ技術」と題して、(国研)産業技術総合研究所 依田 智氏/元・カルソニックカンセイ(現マレリ) 原 潤一郎氏によるセミナーを2024年8月30日(金)に開催!!
PR TIMES / 2024年7月24日 17時15分
-
マツダの新型EVセダン『EZ-6』、長安マツダ南京工場からラインオフ
レスポンス / 2024年7月22日 9時2分
-
VWの中型セダン『マゴタン』、新型を中国で発売…現地合弁の生産2800万台目の車両に
レスポンス / 2024年7月14日 10時30分
-
【調査レポート】メガサプライヤー調査 (ボッシュ、ZF、デンソー編)
レスポンス / 2024年7月1日 17時30分
ランキング
-
1パリ五輪〝初老ジャパン〟活躍でわく疑問「40歳って初老なの?」 皆がイメージする年齢は...
Jタウンネット / 2024年7月30日 21時0分
-
2スーパーの大胆な節電方法が話題 猛暑の中、飲料の冷蔵ショーケースを丸ごとオフに… ネットでは賛否の声
よろず~ニュース / 2024年7月31日 7時20分
-
3水道水はそのまま飲めない…令和の子育て世代、煮沸して飲む人増加 その背景には「水道管の劣化に対する不安も」
まいどなニュース / 2024年7月31日 7時20分
-
4藤原マキさん「私の絵日記」に米アイズナー賞…つげ義春さんの妻
読売新聞 / 2024年7月30日 18時55分
-
5夏は「ぽっこりお腹」に要注意!? その原因とケア方法を専門家が解説
ハルメク365 / 2024年7月30日 22時50分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください