住友商事:山形県酒田市におけるバイオマス発電所が完工
MotorFan / 2018年8月28日 20時0分
住友商事は100パーセント子会社のサミットエナジーを通じ、サミット酒田パワーにおいて、山形県酒田市で建設を進めてきたバイオマス発電所の商業運転を8月23日に開始した。
酒田バイオマス発電所は、サミットエナジーが2012年12月に設立したサミット酒田パワーを事業主体として建設し、運営を行うもので、酒田北港に位置する酒田臨海工業団地にて事業を展開している。発電容量は5万キロワットであり、山形県で最大、東北で最大級のバイオマス発電所となる。バイオマス燃料は、住友商事の生活資材・不動産本部を窓口として国産木質チップおよび輸入木質ペレット等を調達。国産木質チップは、山形県産を中心とした未利用材や林地残材等を活用し、バイオマス燃料の約4割を賄う。輸入木質ペレット等は国外から幅広く調達する。また、発電した電気はサミットエナジーを通じて電力需要家向けに販売される。
バイオマス発電は、木質チップ(未利用材、 間伐材、 一般材)、木質ペレット、パーム椰子の殻(PKS)等を燃料として発電する、カーボンニュートラルな再生可能エネルギー。さらに、再生可能エネルギーの中でも天候に左右されず、24時間フル稼働を前提とする「ベースロード電源」に分類され、安定して電気を供給する。
サミットエナジーは事業会社を通じて、酒田バイオマス発電所の他、稼働中の糸魚川バイオマス発電所(5万キロワット)および半田バイオマス発電所(7.5万キロワット)の計3カ所の大型バイオマス発電所を保有・運営する国内最大級のバイオマス発電事業者。住友商事、サミットエナジー、サミット酒田パワーの3社は、今後も環境負荷が低いバイオマス発電を通じ、低炭素社会の実現へ貢献していく。
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