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バーで役立つ洋酒の知識 第1回 知ってるともっと楽しく飲める、定番洋酒の原材料

マイナビニュース / 2024年4月11日 7時0分

画像提供:マイナビニュース

お酒は自由に楽しみたいものです。うんちくなど知らなくても、自分が美味しく感じれば、それが美味しいお酒です。とはいえお酒に合う飲み方を知っていれば、より味わいを堪能できます。お酒にマッチする料理、おつまみを知っていれば最高です。

また、最低限の知識やマナーを身につけておくことで、ほかの人がいるバーで恥ずかしい思いをしたりせず、より快適に過ごせるようになります。マナーに反する行為をして他人に不快感を抱かせるよりも、普通に振る舞えればトラブルも起きません。若ければ若気の至りで済むこともあるでしょうが、大人としては教養としてある程度の知識を身につけておきたいところ。この連載を通じて、洋酒の魅力を知り、バーでのお酒体験がより充実したものになれば幸いです。

○お酒の基本的な原料を知る

今回は基本の基本、お酒の原料をおさらいします。まずは定番のビールから。1516年、バイエルン公ヴィルヘルム4世によって制定されたビール純粋令では、大麦とホップ、水だけを使ったものが「ビール」とされました。その後、大麦は麦芽に変わり、新たに見つかった酵母が原料として追加されました。

ドイツ以外の国では、麦芽になっていない大麦や小麦に加え、香辛料や副原料が使われることもあります。マイナーな材料は別の機会に紹介するとして、ビールの主原料は麦芽とホップ、と覚えておくとよいでしょう。

麦芽は麦が発芽したものですが、なぜ発芽させるのかも覚えてしまいましょう。当たり前ですが、お酒にはアルコールが入っています。このアルコールは原料の糖分を酵母が分解することで生成されるので、お酒の原料には糖分が含まれている必要があります。大麦そのままからはお酒を造ることができないのです。

大麦を水に浸して発芽させると、でんぷんを糖に分解するアミラーゼという酵素が活性化します。そのまま育つと酵素が失活してしまうため、乾燥させて発芽を止めます。これを麦芽と呼び、温水と混ぜ合わせることによって、でんぷんを糖化させます。この「麦汁」を発酵させるとアルコールが生まれ、ビールになるのです。

次に、ワインの原材料はブドウです。ブドウ品種は1万種類以上ありますが、ワインで使われるのは数百種類、定番でも30~40種類もあります。単に「ワイン」といえば、ブドウが原材料と分かっていればよいでしょう。

ブドウ以外のフルーツから作られたワインもあります。この場合は、フルーツワインとか、その果物の名前を付けた、例えばピーチワインなどと呼びます。リンゴ、モモ、イチゴ、洋ナシ、さくらんぼなど、糖分を多く含む果物が使われており、一般的なワインよりもアルコール度数が低いという特徴があります。

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