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「木と生きる」-世界で注目される“木造建築”、木の可能性と魅力を知るイベントが日比谷で開催

マイナビニュース / 2024年4月22日 8時38分

画像提供:マイナビニュース

暮らしとともにある木について、さまざまな角度から学ぶイベント「木と生きる」が東京ミッドタウン日比谷にて開催された。このイベントは株式会社ディスカバー・ジャパンと三井不動産株式会社が主催し、18の団体が共同参加。木や森の持続的な共存と未来を考えるシンポジウムやパネルエキシビジョン、ワークショップなどが4月16日から21日まで6日間にわたって行われた。

○日比谷から、木の魅力や可能性を発信

三井不動産では、歴史と文化を受け継ぎながら新たに価値を想像していく「経年優化」の街づくりを目指している。ディスカバー・ジャパンは、日本の魅力を再発見し、日本文化が未来へ継続していくきっかけづくりを目指しており、この両社の理念が合致。日本の大切な財産のひとつである木や自然を題材としたイベントを開催することになった。

三井不動産の日比谷街づくり推進部事業グループの李根株主事は、企画の経緯について「三井不動産では、コーポレートメッセージを『さあ、街から未来を変えよう』と新しくしましたが、日比谷という街は人通りが多く、BtoC向けにもBtoB向けにも発信力のある場所。街づくりと社会課題は大きく関係していますので、ともに考えていきたい課題を日比谷から発信していくイベントを企画しました」と話す。

東京ミッドタウン日比谷1階のアトリウムでは、イベントを象徴する空間として木彫作品のインスタレーションで木と人の関わり方を表現した。

空間プロデュースを手がけたのは乃村工藝社。同社クリエイティブ本部の井上浩史氏は「最初にこのイベントと出合うとても大切な場所。まず木の雰囲気を五感で感じられるような仕掛けをしています。彫刻が主役ですが、森の中を歩いているような空気感を作れないかと考えました」と話す。ウッドチップを踏む音、立ち込める木の香りなど、感性を刺激する空間を作りあげた。

地下1階の日比谷アーケードには、イベントの共同参加団体による木や森、都市に関する先進的な取り組みなどを大型パネルで展示。展示ブースの全体構成は都市をイメージし、路地や広場を点在させ、日比谷側は森など自然に近い要素を配置し、有楽町側に進むほど都市に近い要素を配置。また、展示ブースも木材を組んで作られており、穴などをあけずに組み立てることができるものとなっていた。

パネルエキシビジョンなどを担当した日建設計のダイレクター、大庭拓也氏は「森や街、都市に関する各社最先端の情報が凝縮されているので、ゆっくり歩いたり、時に座ったりして、滞在型の展示となるようにしました。ファミリーの皆さまからこの地域のワーカーの方々まで、幅広く楽しんでいただけるのではないかと思っています」と、じっくりと滞在して学べる場となっていると強調していた。
○「森と街は遠い存在ではない」建築から見出す新たな価値観

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