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大河原克行のNewsInsight 第281回 HPのもうひとつの柱「プリンティング」、デジタル化と3Dにチャンスあり - 日本HP 岡戸社長に訊く(後編)

マイナビニュース / 2024年4月24日 17時19分

また、「コーヒートーク」の名称で、社員と対話する場を設け、働きやすい環境づくりなどをテーマに声を聞き、改善を進めています。この5年間で、社員エンゲージメントスコアは23ポイント上昇しましたし、今年初めて、働きがいのある会社(Great Place to Work)にも選ばれました。社員エンゲージメントスコアは、もう少しで世界平均に達しますので、もうひとがんばりしたいですね。さらに、社内では、BRG(ビジネスリソースグループ)を設置し、女性が働きやすい環境へと改善したり、障がい者に向けたサポート活動を積極化したりといったことにも取り組んでいます。2024年2月から、デジタル障害者手帳「ミライロID」を所有している方々に対して、HP Directplusで購入する際に、特別割引の適用を開始しました。また、それにあわせて、視覚障がい者がボタンひとつで購入サイトを見やすくできるようにしました。PCは、障がい者が自己実現するために、とても大切なツールです。障がい者がPCを購入しやすく、使いやすく、サポートする環境を実現することも日本HPの重要な役割のひとつです。このように、DE&Iの活動を社内に留めず、社外も巻き込んだ形に広げているところです。

さらに、BRGでは、新たな文化を創出し、自分たちで次世代を担っていくための取り組みも開始しています。若い人だけが参加するというチームではなく、新たな発想や柔軟な発想をもとに、マインドを変えていく活動を進めています。このチームからは、ジョブトライアルという制度の提案があり、他部門を経験する機会を得て、自分のキャリア醸成のヒントを得ることができるようにしました。

日本HPが成長し、大きく飛躍するには、社員一人一人が活躍できる環境を整える必要があります。この2年半での変化をあげるとすれば、日本HPの多様性が広がったことだといえます。それによって、社内が活性化し、エンゲージメントが高まり、多様な意見がビジネスにプラス効果を及ぼしています。多様性が、これからの日本HPの成長を支えていくことは間違いありません。
(大河原克行)



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