創業90周年のニッカウヰスキー、プレミアムウイスキーでグローバルトップ10を目指す
マイナビニュース / 2024年6月6日 15時36分
アサヒビールとニッカウヰスキーは、本年創業90周年を迎えるニッカウヰスキーの洋酒事業を強化するのに先駆け、「ニッカウヰスキー 創業90周年方針説明会」を開催。創業90周年記念商品をはじめとする創業90周年に関する施策や展開についてを発表した。
○●ニッカウヰスキーは重要な戦略子会社
「ニッカウヰスキーは、アサビヒールにとって、洋酒・スピリッツ事業を一手に担っている、大変重要な戦略子会社」という、アサヒビール 代表取締役社長の松山一雄氏。実際、アサヒビールが注力する領域として、年初会見において発表された「ビール強化」「スマートドリンキング」「High-Value」「業務用市場」「ニッカウヰスキー」の5つにおいて、後半3つがニッカウヰスキーの事業に直結している。
アサヒビール全体の2024年の事業方針は「もっともっと、面白くなる。アサヒビール」。嗜好品の業界として、「お客様にもっとワクワクするような商品であったり、コンセプトであったり、もしくは、ブランド体験の場、そういったものをどんどん提供していくのが我々のミッション」という松山氏は、その中でも「既存事業の価値向上」と「新市場・新価値の創造」を重視。その点においても、「ニッカウヰスキーの創業90周年は、私たちにとって大変重要な年」と強調する。
ニッカウヰスキーの昨年度売上状況をみると、海外市場では在庫状況などの問題で一時的に売上が伸び悩んだが、基本的には増加傾向で10年前と比べると約2倍へと成長している。日本国内においても、コロナ禍によって減少したものの2023年にはコロナ前の2019年を上回っており、こちらも堅調に伸長している。
一方、ウイスキー市場全体を見ても、全世界でウイスキーの消費が拡大。特に付加価値の高い“プレミアム”カテゴリーが堅調で、高価格帯の商品が伸びている。さらに、ジャパニーズウイスキーの販売量も年々拡大しており、ジャパニーズウイスキー、ひいてはニッカに対するニーズや価値も高まっているという。
かつて日本国内のウイスキー市場はかなり冷え込んでおり、在庫の山になっていたと振り返る松山氏。当時は焼酎などの多角化で乗り切ったものの、その影響もあり設備投資に関してはあまり攻めきれていなかったという。そのためグローバル市場においてジャパニーズウイスキーやニッカに対するニーズが高まるなか、対応できる供給能力を準備できていないのが大きな課題となっている。
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