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eスポーツ企業の経営統合で何が変わる? 「CELLORB」誕生の経緯と今後の展望を聞いた

マイナビニュース / 2024年7月10日 11時8分

画像提供:マイナビニュース

2024年4月8日、eスポーツ事業を手がける「VARREL」と「TOPANGA」が経営統合し、「株式会社CELLORB」として始動することが発表されました。

これにより、TOPANGAが出資していたeスポーツチーム「魚群」が解体され、VARRELに統合。VARRELの社長を務めていた鈴木文雄氏がCELLORBの代表取締役社長、TOPANGAのオーナーを務めていた豊田風佑氏がCELLORBの取締役副社長に就任しました。さらに、対戦格闘ゲーム『ストリートファイター6(スト6)』のプロゲーマーとして活躍するときど選手(谷口一氏)が取締役の任に就きます。

eスポーツ事業に長年携わってきた両代表が手を組んだことで何ができるのか、何を目指すのか、気になるところです。そこで、鈴木文雄社長と豊田風佑副社長に、経営統合の経緯と今後の展開について聞いてきました。

――まずは、経営統合に合意した経緯、目的を教えてください。

豊田風佑 副社長(以下、豊田):2年ほど前からeスポーツ業界の状況が大きく変わってきました。TOPANGAとしては、格闘ゲームのトップ選手を抱えていますし、ある程度の人数にイベントを観てもらえていたので、この先も同じようにできたかもしれません。

ただ、eスポーツイベントの規模はどんどん大きくなって、賞金も高額になってきています。少し前までは『ストリートファイター』シリーズの大会もそこまで多くなかったので、「TOPANGA Championship」が最高峰だったんですが、徐々にそうではなくなってきました。“これまでと同じように”やっても、緩やかな終わりを迎えるだけだと予感していたんです。我々には、新しいことにチャレンジするためのパートナーが必要でした。

そのタイミングで鈴木社長から連絡をいただいたんです。いろいろと相談しているうちに「どこかと一緒にやるならうちでやってよ」と言われて。鈴木社長とは面識もあり、一緒にやってみようと決めました。

――昨今は、eスポーツチームが資本力のある企業の傘下や子会社になって、運営力を高めることが多くなっていますが、影響された面はありますか。

豊田:ほかのチームのことはあまり考えていなかったですね。そもそも、TOPANGAではeスポーツチーム「魚群」を運営していましたが、これは複数の出資者によって運営されていたものです。なので、「チーム」よりも、TOPANGAのビジネスモデルの中心である「選手マネジメント」と「イベント運営」のことを考えていました。

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