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Intel Tech Talkで見えたLunar Lakeにおける低消費電力と高性能の両立へのこだわり

マイナビニュース / 2024年6月27日 6時45分

画像提供:マイナビニュース


Intelの日本法人インテルは6月26日、直近の自社の取り組みを紹介する「Intel Tech Talk」を開催。エッジでのAI活用の重要性と、その実現を加速する製品である「Xeon 6」ならびに「Lunar Lake」(開発コード名)についての説明を行った。

最初に登壇したインテル執行役員 技術本部長の町田奈穂氏は、2030年に1兆ドル規模となるという半導体市場予測に向けて、「AIを活用する社会の構築がけん引役になる」ことを強調。すべてのデバイスにAIを提供するAI Everywhereの実現に向けて、6月初旬に開催されたCOMPUTEX 2024にてエンタープライズおよびエッジ向けにXeon 6、AI PC向けにLunar Lake、そしてデータセンターAIのアクセラレータとして「Gaudi 3」を発表するなど、体制強化が進んでいるとした。

6700と6900以外にもシリーズ展開が計画されているXeon 6

2023年に登場した第5世代Xeonスケーラブルプロセッサ(Xeon SP。開発コード名:Emerald Rapids)の後継に位置づけられ、リブランドがなされた「Xeon 6」。Intelの最先端プロセスとなるIntel 3で製造される同製品は、Eコアのみを採用した効率性重視の「Sierra Forest」(開発コード名)と、Pコアのみを採用したパフォーマンス重視の「Granite Rapids」(開発コード名)がそれぞれ提供されることがアナウンスされている。

また、TDP別に最大350W(CPUあたり)の「Xeon 6プロセッサ6700シリーズ」、ならびに最大500W(同)の「Xeon 6プロセッサ6900シリーズ」として提供されることも予定されているが、ロードマップとしてはまずはEコア採用のXeon 6プロセッサ6700Eシリーズが登場した後、2024年第3四半期にPコア採用のXeon 6プロセッサ6900Pシリーズ、2025年第1四半期にはEコア採用のXeon 6プロセッサ6900EシリーズおよびPコア採用のXeon 6プロセッサ6700Pシリーズに加え、Pコア製品として、「Xeon 6プロセッサ6500Pシリーズ」および「Xeon 6プロセッサ6300Pシリーズ」も予定されているとする。この6500Pシリーズと6300Pシリーズについては今回、詳細な内容は明らかにされなかったが、6500Pシリーズは6700シリーズと同じソケットを採用する予定だという。

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