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Copilot+ PC「ASUS Vivobook S 15」レビュー、性能と外観から互換性、NPU使用アプリまで全方位試用

マイナビニュース / 2024年7月7日 7時0分

画像提供:マイナビニュース

6月18日より、マイクロソフトが提唱する「Copilot +PC」に準拠したノートPCが一斉に登場した。その中のひとつが、今回紹介するASUSの「Vivobook S 15 S5507QA」だ。ハード面をチェックするとともに、Copilot+ PCに準拠することで、これまでのノートPCと何が違うのか見ていこう。

SoCにSnapdragon X Eliteを採用

マイクロソフトが提唱する、AI PCの新基準「Copilot+ PC」。このCopilot+ PCに準拠するための要件としては、メモリーが16GB(DDR5/LPDDR5)以上、ストレージが256GB以上などがあるが、特に重要なのが「40TOPS以上のNPU搭載」という点だ。

「TOPS(Trillion Operations Per Second)」は、「1秒あたりに1兆回の演算」を意味し、40TOPSは40TPOSは「1秒あたり40兆回の演算」となる。また”NPU”は「Nural Processing Unit」のことで、AI処理に特化したプロセッサーのこと。つまり、Copilot+ PCに準拠するには、そのPCに毎秒40兆回以上の演算能力を備えるNPUを搭載している必要があるわけだ。

2023年末に登場し、搭載PCが「AI PC」と呼ばれ話題となったIntelの「Core Ultraプロセッサー」や、AMDの「Ryzen 8000シリーズ」もNPUを内蔵するが、それらのNPUの処理能力はいずれも40TOPSを下回っており、搭載PCはCopilot+ PCの要件を満たせない。

今後、AMDやIntelもCopilot+ PCの基準を満たすNPU内蔵のプロセッサーを投入予定だが、6月18日時点でこの基準を満たしているプロセッサーは、処理能力が45TOPSのNPUを内蔵するQualcommの「Snapdragon X Elite」が唯一の存在であった。今回紹介する「Vivobook S 15 S5507QA」(以下、S5507QA)をはじめ、6月18日に発表されたCopilot+ PC準拠PCが全てSnapdragon X Eliteを搭載しているのはこのためだ。

今回試用したS5507QA主なスペックは表にまとめたとおりで、プロセッサーがSnapdragon X Elite X1E-78-100、メモリは32GB、内蔵ストレージは容量1TBのSSDと、ノートPCとして申し分ないスペックとなっている。

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