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Copilot+ PC「ASUS Vivobook S 15」レビュー、性能と外観から互換性、NPU使用アプリまで全方位試用

マイナビニュース / 2024年7月7日 7時0分

ポインティングデバイスのタッチパッドは非常に大型で、ジェスチャー操作もやりやすい。特殊な機能は搭載しないものの、タッチパッドの左端をスライドしてボリューム調整、右端をスライドして明るさ調節が可能となっている。

Copilot+ PCとしての魅力、AI機能はまだ発展途上

S5507QAはCopilot+ PC準拠ということで、当然気になるのはAI関連機能だ。

まず、キーボードには「Copilotキー」を搭載し、このキーを押すと一発でCopilotが起動する。これは2023年末より登場したAI PCと呼ばれるPCのキーボードにも搭載されているため、Copilot+ PCの特徴的な機能ではない。またCopilot自体も処理にNPUを活用するわけでもない。機能や問いかけに対する返答も、まだまだ発展途上という印象だが、今後学習効果が高まっていくにつれ、有用な機能になっていくと考えられる。

それに対し、Copilot+ PCでのみ利用できるAI機能としてマイクロソフトは、「リコール」、「コクリエイター」、「ライブキャプション」、「Windows Studio エフェクト」、「イメージクリエイター/リスタイル」といったものを用意している。

なお、リコールはプライバシーに対する懸念を払拭するために公開が延期され、6月末の時点でもまだ利用可能とはなっていない。コクリエイターは、以前から搭載されている「ペイント」アプリに追加された機能で、ラフなスケッチと文字による説明だけで画像を生成する機能。ラフと呼べない殴り書きのスケッチでも、文字による説明の入力で、それらしい画像が生成される。

画像生成にはプロセッサー内蔵のNPUを利用するが、生成スピードもなかなか速い。一発で求める画像が生成されることはないため、説明を加えつつ修正しながら利用することになるが、それでも筆者のように絵心がなくてもそれらしい画像を作れるのはなかなか便利だ。

続いてライブキャプション。こちらは音声を認識してリアルタイムで翻訳して表示する機能だ。ただ残念なことに、現時点では翻訳できるのは英語のみで、日本語への翻訳は非対応。実際に動画を再生して、日本語が英語へリアルタイム翻訳され表示できることは確認した。NPUで処理される点も確認できた。

翻訳のクオリティは完ぺきとは言えないが、ある程度内容を把握するクオリティはあるので、それなりに活用はできそうだが、英語だけということで限られた場面でしか利用できそうにないのは残念。とにかく早急な日本語対応を期待したい。

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