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Copilot+ PC「ASUS Vivobook S 15」レビュー、性能と外観から互換性、NPU使用アプリまで全方位試用

マイナビニュース / 2024年7月7日 7時0分

高画質15.6型有機ELディスプレイを搭載

ディスプレイは、2,880×1,620ドット表示対応の15.6型有機ELパネルを搭載する。有機ELパネルということで、DCI-P3カバー率100%、sRGBカバー率133%の広色域表示、コントラスト比100万:1、Display HDR True Black 600準拠のHDR表示に対応と、液晶よりも優れた表示性能を備えている。

実際に写真や動画を表示してみたが、発色の鮮やかさはもちろん、明るい部分、暗い部分それぞれをしっかり再現できている点や、有機ELらしく黒が黒として表示される点などは、さすがといった印象だ。

また、リフレッシュレートは最大120Hzに対応し、レスポンスタイムも0.2msと高速で、ブラウザでわざと高速にスクロールさせてみても文字のにじみはほとんど気にならなかった。ディスプレイ表面は光沢仕様のため、外光の写りこみはやや気になるものの、このディスプレイの表示性能に関しては、プロのクリエイターでも全く不満を感じないはずだ。

キーボードはテンキーがなくても良かったかも

キーボードは、アイソレーションタイプの日本語キーボードを搭載。このキーボードは、他のASUS製ノートPC同様に、英語キーボードをベースとして、一部キーを分割するなどして日本語化対応したもので、この点は少々残念だ。とはいえ、主要キーは19mmフルピッチを確保し、適度な硬さとクリック感で、打鍵感は悪くない。配列も自然で、タイピングしてみても分割したキーが使いづらいということもなく、タッチタイプも問題なく行えた。

このキーボードの面白い特徴が、フルカラーキーボードバックライトを搭載する点だ。ゲーミングPCのように、キーごとに発色をコントロールできるわけではなく、キーボード全体で同じ発色とはなるが、色を指定したり、レインボーカラーに色を自動的に変化させるといったことが可能。ビジネスPCとしてはそんなに必要な機能ではないかもしれないが、個性を引き立たせたい人にとっては、魅力的な部分となりそうだ。

ただ、改善してもらいたい点もある。それはテンキーだ。テンキーの存在自体は、数字入力がやりやすくなるなど利点もあるが、S5507QAではEnterキーと間隔を空けず搭載しているため、打ち間違いの危険性がある。キーボード左右には本体端までまだ余裕があるため、できればEnterキーとテンキーをもう少し離して搭載してもらいたいところだ。

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