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謎のままだった「dynabook X CHANGER」のキーボード、チューニング結果はどうなった

マイナビニュース / 2024年8月2日 6時0分

画像提供:マイナビニュース

2024年1月、13.3型モバイルPC「dynabook X CHANGER」の個人向けシリーズが登場した。2023年7月に法人向けに発表された、バッテリー交換機構を備えた「dynabook X83 CHANGER」の個人向けモデルにあたる製品だ。

発表に先立つ2023年7月に、法人向けとなるdynabook X83 CHENGERシリーズの発表に合わせて、開発経緯をインタビューした(記事はこちら「dynabook X83のキーボードに注目、「異次元のレベル」で削られた0.3mm」)。

そのときDynabook社が訴求していた「キーストローク2mm」の打鍵感(タイプフィーリング)について、開発担当者からはていねいに細かく回答してもらえた……ものの、最終的には「今あるのはファーストアウト(最初に組み立てた試作初号機)。これから2023年12月の出荷に向けてチューニングを重ねていく」とのことで、キーボードの使い勝手はどんどん向上していくことを示唆していた。

それから1年が経った。

法人向けのdynabook X83 CHANGERの2mmストロークモデル、そして、個人向けのdynabook X CHANGERの出荷が始まった。キーボードのタイプフィーリングは最終的にどうなったのだろうか。その“答え合わせ”のインタビューをしていこう。

編集部注:取材は2024年2月に実施。話を伺ったDynabook 国内PC事業本部 事業本部長附の中村憲政氏は現在退職している。

○2mmのチューニング、結局どうなった?

まずはキーボードのタイプフィーリングに関してどのようなチューニングを施していったのかを聞いてみた。ちなみに、前回のインタビューでは、私が「2mm、2mm」としつこく繰り返して質問をしていたら「いやいや、2mmというキーストロークも大事ですけれど、肝心なのは“フィーリング”」と諭されている。

dynabook X CHANGERシリーズ開発の取りまとめた中村憲政氏(Dynabook 国内PC事業本部 事業本部長附※取材当時)は、タイプフィーリングに大きく影響する「ラバードーム」からタイプフィーリングの形成について説明を始めた。

ちなみにXシリーズをはじめとしたdynabook製品はパンタグラフ構造のキーボードを採用しており、キーを支えるパンタグラフの下に打鍵の要であるラバードームが内蔵されている。

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