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新しい「Ginza Sony Park」はどんな公園になる? 実際に見て、聞いてきた

マイナビニュース / 2024年8月24日 0時0分

「たとえば、『あそこにライブハウスを設けたい』とか『映画館を設けたい』といった声が挙がっても、ソニービルはそういった要望に応えられない建物だったんです。もし作ろうとすると大規模な改修が必要で、要するにあの建物とソニーの事業・ブランドの発信の間ではミスマッチが起きていました」(同)

「今回パークにしたのは——僕はパークというのはプラットフォームだという言い方をしているんですけど——プレイステーションやスマートフォンと同じで、『そこにどんなアプリケーションを載せるか』によって使い勝手が変わってくる、来場者の楽しみが変わってくる。それと同じように、これから先、ソニーの事業も変化していくかもしれない。そんなときにも、ちゃんとここから情報発信できるように『公園』というプラットフォームにした、というのがこのプロジェクトの考え方です」(同)

Ginza Sony Parkのグランドオープン後、現在のソニーストア 銀座がどうなるのかは、今回の取材ではまだ見えてきませんでした。同ストアにはハイエンドAV機器を落ち着いてじっくり体験できるシアタールームや、写真文化の今に触れられるソニーイメージングギャラリーといった貴重な空間があるので、Ginza Sony Parkができた後もこれらを継続させていって欲しい……と、個人的に強く願っています。

新しい公園はどんな使い方を考えているの?

2025年1月のグランドオープン時には、複数のイベント開催を予定している、と永野氏は説明しています。具体的な内容は明らかにしていませんが、ソニービルの解体途中(2018年8月~2021年9月)に行われていたような、アーティストとソニーグループのテクノロジーを掛け合わせたイベントなど、さまざまなアクティビティが考えられているそうです。

「実は(解体途中のSony Parkでの)アクティビティでは、あの3年間で多くの学びがありました。『多くの人に来てもらえるブランド価値が高いアクティビティはどうやったら作れるんだろう?』、あの3年間でだいたい成功するパターンが見えたんですね」(永野氏)

最も成功するパターンとして永野氏が挙げたのが、「(特定の)テーマとアーティスト、テクノロジーを掛け合わせたアクティビティ」。QUEENや、King Gnu、東京スカパラダイスオーケストラとコラボしたイベントや、第1段階のSony Parkの集大成として開催された「Sony Park展」などは特に集客が多く、来場者も“最もソニーっぽいイベント”だと感じていたそうです。

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