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新しい「Ginza Sony Park」はどんな公園になる? 実際に見て、聞いてきた

マイナビニュース / 2024年8月24日 0時0分

Ginza Sony Park Projectの公式メッセージでは、「ソニービルがこの銀座・数寄屋橋の地から、世界に向けて多くの情報を発信し文化をつくってきたように、私たちも『Ginza Sony Park』から新たな挑戦を始めていく」としています。内覧会においても、永野氏はそうした想いを改めて強調しました。
ソニーはなぜ“公園”を作るの?

そもそも、ソニーはなぜ“公園”を作ったのか?

旧ソニービルが掲げていたコンセプトは「街に開かれた施設」であり、その角地には長年多くの人々に親しまれた10坪のパブリックスペース「銀座の庭」がありました。往時のソニービルを知っている人であれば、数寄屋橋交差点に面した屋外スペースで、沖縄美ら海水族館の監修のもと開催されていた「Sony Aquarium」の大水槽などを思い起こすかもしれません。

新しいGinza Sony Parkは、この「銀座の庭」を継承・拡張させた「銀座の公園」として、都会の中に余白とアクティビティをもたらし、街や人々に新しいリズムをもたらす場となることをめざしています。

竣工のニュースリリースに永野氏が寄せたメッセージには、「ソニーはなぜ“公園”を作るのか」という問いに対する答えがすべて書かれている、と筆者は感じています。
永野大輔氏のコメント

今から11年前の2013年にソニービルの建て替えを目的にプロジェクトの構想がスタートしました。

初期段階では公園をつくる計画はありませんでしたが、ソニーらしく大胆でユニークに、銀座の街に新しいリズムを、そして、人々が気分によってさまざまな過ごし方ができるように、という3つのテーマを掲げ、創業者の想いを丹念に紐解いていきました。未来に向けてソニーの個性を形にするにはどうすればよいかを考え続け、導き出した答えがGinza Sony Parkでした。

このたび無事に竣工を迎え、公園のプラットフォームが完成しました。今はまだ何もない余白の空間ですが、グランドオープンしたあと、この余白は、ソニーだけではなく、訪れた人の使い方やアクティビティによって彩られ、この場の楽しみ方も変わり続けていきます。

Ginza Sony Parkをかたちづくるのは前述の「アクティビティ」と「余白」ということになりますが、永野氏が考える「余白」とは何でしょうか。

「僕は、公園を公園として楽しめる大きな要素が余白だと思ってるんです。このプロジェクトを始める前はそうだったんですけど、『緑があるから公園』、『ベンチがあるから公園』というふうにイメージしていたんですが、待てよ、と。緑がなくても公園と呼んでる場所って、世界中にいくつかあるんですよね。世界中を歩いて、文献も見ていろいろ研究するなかで、行き着いた答えが『余白』だったんです」(永野氏)

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