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新しい「Ginza Sony Park」はどんな公園になる? 実際に見て、聞いてきた

マイナビニュース / 2024年8月24日 0時0分

「公園はジョギングする人もいれば、歩く人もいて、お弁当を食べる人もいれば昼寝する人もいる。それは受け手側(来園者)に委ねられています。これは『余白』があるからだと僕は思うんです。余白とは、来園者に使い勝手を委ねるスペースで、建物の管理者がここで何かをしてください、と指定するのではなく、何も指定されてない場所が『余白』なのです」(同)

「Ginza Sony Parkの707平方メートルというちっちゃい面積(編注:同パークの正確な敷地面積は707.42平方メートル)であっても、そのなかに余白をうまく作れば公園的になり得るんじゃないか。来園者に使い勝手を委ねるということは、そこに来た人のリズムを作ったり、リズムを変えたりする場所になると思います」(同)

「銀座で買い物して休憩しようと思った、レストランを予約したけれど早く着いてしまった、そんなときに座れる場所は(銀座には)なかなかないんです。そういうときに(Ginza Sony Parkのような)余白があると、座っててもいいし、ここで仕事しててもいいし、スマホで遊んでてもいいし、何しててもいい場所があってもいいんじゃないか。公園のベースにはそんな考え方があります」(同)

誰でも楽しめるような、アクセシビリティの工夫もあるの?

ソニーは「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。」というパーパス(存在意義)を起点に、感動を生み出すことに挑戦している企業です。それを実現するにあたっては、障がいの有無を問わず“誰もが感動を分かち合える”ことも求められます。

しかし、新しいGinza Sony Parkは打放しのコンクリート建築であり、階段やスロープを多用した独特な建築デザインや動線になっていることもあって、アクセシビリティに関する配慮についてはどう考えているのか、気になりました。

旧ソニービルは「花びら構造」と呼ばれる斬新な建築要素を採り入れていたものの、永野氏も認めるようにアクセシビリティの面ではかなり難があったので、Ginza Sony Parkではこの点をしっかり考えて設計しているとのこと。

法的な規定はすべてクリアしている、と前置きしたうえで、永野氏は「地下2階から(地下鉄などにつながる)コンコースに降りるスロープなどは、法的な基準よりもゆるやかにしています。基本的な項目に関しては、それ以上の安全安心な基準にしました」と説明しています。

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