2025年、宇宙開発の未来図 - 新型ロケットや民間月探査、注目ミッション総まとめ 第2回 探査機・科学衛星編 - 2025年も注目の民間月探査、宇宙の始まりや太陽圏の謎に挑む探査機
マイナビニュース / 2025年1月24日 15時0分
2025年に予定されているロケットの打ち上げや、有人宇宙飛行、月・惑星探査ミッションの中から、とくに注目のものを紹介する連載。第2回では、月・惑星探査や宇宙望遠鏡などの科学ミッション、民間による月開発について取り上げる。
○2025年も民間月探査が活発
近年、月探査の機運が大きく盛り上がっている。米国や日本などが協力して、アポロ計画以来となる有人月探査計画「アルテミス」を進めているほか、それに呼応するように民間企業による月への挑戦も活発になっている。
2025年も、その動きはとどまることなく、さらに熱を帯びようとしている。
日米の民間月着陸機が同時打ち上げ
米国の民間企業ファイアフライ・エアロスペース(Firefly Aerospace)と、日本の民間企業ispace(アイスペース)は1月15日、「ファルコン9」ロケットに相乗りするかたちで月着陸機を打ち上げた。
ファイアフライの月着陸機「ブルー・ゴースト」(Blue Ghost)は、質量約150kgの小型機で、今回が初飛行であり、同社にとっても初の月探査となる。
今回のミッション「M1」では、米国航空宇宙局(NASA)が提供する10個の実験機器を搭載し、3月ごろに月の表側の北東部にある「危難の海」(Mare Crisium)への着陸をめざす。
着陸後には、月のレゴリス(岩石や土壌)の調査や、太陽風と地球の磁場の相互作用の研究を行い、将来の有人ミッションに必要なデータや知見を集める。
一方、ispaceの「HAKUTO-R M2 レジリエンス」(RESILIENCE)は、ispace EUROPEが開発した探査車「テネシアス」(TENACIOUS)や、日本の民間企業のペイロードなどを搭載する。打ち上げから4〜5カ月後に、月の表側の北にある「寒さの海」(Mare Frigoris)への着陸をめざす。
同社は2023年、ミッション1で月面着陸に挑むも失敗しており、リベンジを果たせるかどうかに注目だ。
月の南極をめざす「IM-2」、謎の渦巻きを探る「IM-3」
2月には、米国のインテュイティブ・マシーンズ(Intuitive Machines)が開発した月探査機「ノヴァC」の2回目のミッション「IM-2 アシーナ」の打ち上げが予定されている。
同社は2024年2月、最初のミッション「IM-1」で、やや不完全ながらも、民間企業として初となる月面着陸を果たした。
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