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下世話なメディアのマクロン夫人評

ニューズウィーク日本版 / 2017年5月10日 13時0分

<24歳上の次期大統領夫人に対し、選挙戦中は「お母さんと一緒」など冷やかしの報道が多数。当選後は肯定的な評価が増えたが、その内容はというと......>

フランス史上最年少で大統領に就任することが決まったエマニュエル・マクロン(39)。次期ファーストレディとなる妻ブリジット(64)が高校時代の恩師であることはすでに知れ渡っており、選挙期間中には対立陣営やフランス国内外のメディアから下世話な冷やかしを受けることもあった。

【参考記事】フランス大統領選、勝者マクロンは頼りになるのか

#Macron began his romance w First Lady #Brigitte when he ws 15 & she 39. It's LIFE LONG #foxnews #msnbc #buzzfeed https://t.co/8bzEDablv7— Alicia (@cocoabutter441) 2017年5月9日



フランス人は「愛」に対して寛容だとされ、前任のフランソワ・オランド大統領が女優とのスキャンダルを暴かれたときも批判されながらも解任されることはなかった。ただ、保守的な考えの人ももちろんおり、24歳という年の差婚に下世話な報道も飛び交った。英タイムズ紙は「年上女性がファーストレディに――フランス人はこの年の差をなんとも思わないのか」というタイトルの記事を出した。

フォーブス誌によればSNS上では「一緒にいるのはお母さん?」、「年上過ぎでしょ、正気?」や「彼はゲイに違いない」など中傷とも取れるコメントまであったようだ。「先生のペット」の意味を込めて、ブリジットに「cougar」(若い男性を好きな年配女性の意)、マクロンには「chouchou」(お気に入りの生徒の意)というあだ名まで付けられた。

【参考記事】「ハン・ソロとレイア姫」の不倫を女優本人が暴露



こうした報道に「自身の容姿がまだ見られるうちに(マクロンは)早く出馬したほうがいい」とジョークで応じるなど明るい対応をしてきたブリジット。いったいどのような人生を歩んできたのだろうか。

マクロンは娘の同級生だった

1953年、北フランスのアミアンで5代続く裕福なショコラティエの家庭に生まれたブリジット。教員資格を取得した後に、東部ストラスブールの学校で教職に就き、21歳のとき銀行員のアンドレ=ルイ・オズィエールと最初の結婚をした。

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