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【随時更新】韓国ユン大統領を拘束 高位公職者犯罪捜査庁で調査後、ソウル拘置所に収監

ニューズウィーク日本版 / 2025年1月15日 14時0分

高位公職者捜査庁庁舎に入るユン大統領 YTN / YouTube

ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
<合同捜査本部1000人の警察官と機動隊3200人を投入>

韓国の警察国家捜査本部と高位公職者犯罪捜査庁(以下、公捜庁)は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対して12月31日に出された内乱を首謀した容疑の逮捕令状を執行した。現在、公捜庁内に移動して調査が進行しているとみられる。

この日マイナス6度の厳寒の中、警察の首都圏広域捜査団の捜査官約1000人、警察機動隊は約3200人が出動した。逮捕令状の再執行に乗り出した警察は、警護庁の阻止に対応するため、障害物除去班、制圧班、逮捕捜索班の3チームを編成し、官邸進入作戦を展開した。

1月3日にも執行を試みたが、大統領を警護する大統領警護庁および軍に阻まれて、5時間半対峙したのちに執行を断念した経緯がある。今回、ソウル市龍山区漢南洞(ヨンサング·ハンナムドン)にある大統領官邸には約1000人規模の警察官らを投入されたことが確認された。聯合ニュース、韓国日報、YTN、MBCなど韓国メディアが一斉に報じている。

[動画]ユン大統領が官邸を出る際に発表した国民向けメッセージ

13時、大統領室がユン大統領の言葉を発表「国民と共に最後まで戦う」

大統領室のチョン·ジンソク(鄭鎮碩)大統領秘書室長は、プレスリリースを通じて「私たちは自主的に出席すると言ったが、公捜庁は逮捕令状執行を放棄できないと言った」として「これに対し大統領は『最も重要なことは国民が負傷しないこと』と話し逮捕に応じることを決心された」と発表した。

チョン室長はさらに、「大統領は官邸を出る前の最後の言葉として『今この瞬間、私にとって最も重要なことは、国民が傷つかないことだ。 国民と共に最後まで戦うと話した』と付け加えた。大統領室は、チョン室長主宰で午後2時から、緊急首席会議を開き、今後の対策を議論するという。

11時、ユン大統領への調査始まる

公捜庁は午前11時から、ユン大統領に対する調査を開始した。検察出身のイ·ジェスン(李在承)公捜庁次長が対面調査をしたという。

公捜庁は「公捜庁338号映像録画調査室で被疑者調査が始まった」と明らかにした。現職大統領であるユン大統領への礼遇のために行われると予想された呉東雲(オ·ドンウン)公捜庁長、イ次長との調査前の「ティータイム」は行われなかった。

イ次長はユン大統領に対して、12月3日の戒厳令前後に行われた事前の協議、国会·中央選挙管理委員会掌握の指示、主要政治家の逮捕指示など、主な疑惑に対して集中追及するものと見られる。質問の分量は200ページ余りに達するという。

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